1ドル145円台の円安
筆者が『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』を買い始めた当初のドル円は1ドル120円くらいだった。
現在は1ドル145円台なので、当初に買っていた『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』は為替だけで約1.2倍程度増えたことになる。
さらに米国株高のおかげで資産の増加は加速した。
円安なら利確か?
米国株高の状況もそうだが、円安など「円がたくさん手に入る状況」になると「利確」の文字が頭をよぎる。
こうなると投資関連のニュースにアンテナを張ってしまい、一番得できるタイミングを探すようになる。
そうやっていろんなニュースを見て、金融業界のいろんな人の予想を聞いていると、自分が今後の相場が読めるような気になってしまう。
しかし、これこそが危ない。
金融市場の予想は占いと同じ
長い期間、株式市場に居ながら投資関連のニュースを見ていると、自信たっぷりに予想する人の言うことなんて全然あてにならないことがわかる。
そして実名出してる金融業界の有名人でも普通に予想を外す。
しかも当然、予想をした人は予想が外れようとも責任は取らない。なので言いたい放題である。
予想が外れても責任を取らなくてもいいなら、予想はより多く垂れ流したほうが当たる確率は上がる。
もし予想が外れた時は、「いやいや、未来なんて誰にもわかるわけないでしょ。。予想を信じて損をした?知るかよ。自己責任だろ。バカが!」と開き直れる。
そしてもし予想が当たった時は「ほら見ろ!言った通りだろ?市場を見れば未来予想なんてできるんだよ。そんな私の次の予想は有料会員限定でこっそりお話しします!一緒に儲けましょう!」と情弱ビジネスの足がかりになる。
なので、市場の予想をする奴は全員詐欺師のカスくらいに思っておいたほうがいい。
とはいえ、気休めにはなるかもしれないので、やってることは「占い師」みたいだよね。
未来は誰にもわからないので儲けようとして「利確」をしないこと
買い持ちしている『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』は、より儲けるために売るんじゃない。「どうしてもお金が必要になった時」に売るのである。
未来は誰にもわからないので、詐欺師のカスども言うことはさておき、どうしてもお金が必要になるまでは買い持ちしておくのがベストな行動である。
米国株高や円安など、欲がでがちなこのタイミングにこそ、しっかりと冷静さを保っておきたい。
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