妻と一緒に遊ぶためにギターを買いに行った話
妻が欲しい「ピンク色のグラデーションが入ったギター」が見つからなかった
ギター屋を巡りながら、妻は「ギターはピンク色がいい!しかもグラデーションっぽくなっていると尚更いい!」と言っていた。
そもそもピンク色はなかなか珍しい色なのに、さらにグラデーションとくると、候補はだいぶ絞られるんだろうなぁと思っていた。しかも予算は10万円前後だから、珍しい色を出している高級ラインのギターは買えないし、当然オーダーもできない。
そんなわけで、ピンク色はある程度妥協しないとダメだろうなぁ。と思っていた。
写真ではピンク色ベタ塗りみたいな写りだが、PRSのSEは理想に近いピンク色のギターだった。
とはいえ、音と作りの悪さがいやだなぁと思っていた。
が、音の悪さは耳が慣れるし、作りの悪さは新品を買えば無償調整してくれるかもしれないし、「これで決めるか」と二人で目論んでいた。
正直、筆者は『Three Dots』のテレキャスターがいいと思っていたが、これはお気に召さないらしかった。
定価だと若干高く感じるが、セール価格なら即買いしてもいいなと思った。
まぁ筆者はもうギターは持ってるので買えないけども!
辿り着いたのは『SILENT SIREN TELECASTER』
『PRSのSEのピンクカラー』が置いてあった店でギターを見ていると、妻が「この色もいいかも」と言い出したのが、ネックまで真っ白なテレキャスターだった。
「おいおい、ピンクでしかもグラデーションが良いって話だったんじゃ??」と混乱した。
ピンクでもないし、グラデーションでもないベタ塗りの白。当初のターゲットとは全然違うやつである。
「なになに、、、『SILENT SIREN TELECASTER』?なんだそれ?サイレントギターなのか?いや、そんなわけないよなぁ。。」とつぶやくと、妻が「SILENT SIREN」に反応した。
どうやら『SILENT SIREN』は妻が好きなガールズバンドらしい。なるほど、シグネイチャーモデルか。
値段も、税込でポイント還元込みで12万円弱と予算の範囲内だった。
試奏をしてみると、リアのハムは歪ませても荒すぎず、かと言って細すぎない、ちょうど良い感じの心地いい歪み方をしたので、妻の好みだった模様。
作りもさすがは『fender』のmade in japan。この価格帯の国産ギター並みに作りが良く、気になる作りの荒さはなかった。
音も好みだし、作りもしっかりしているし、値段も予算の範囲内だったので、これを購入。
詳しいスペックは以下の通り。
製品名:SILENT SIREN TELECASTER®
仕 様:ALDER BODY, MAPLE NECK, MAPLE FINGERBOARD, SLIM C NECK SHAPE,
6-SADDLE STRINGS-THROUGH-BODY HARDTAIL BRIDGE,
SHAWBUCKER™ BRIDGE PICKUP, VINTAGE SINGLE-COIL TELE® NECK PICKUP
カラー:ARCTIC WHITE WITH VIOLET DECORATION STRIPE
価 格:125,000円 + 税
ネックまで真っ白。中身はメイプル指板
後ろも真っ白。
テレキャスターってレスポールみたいに「形そのまんま」みたいな形状をしてると思っていたが、ギターボディが人体に当たる部分はストラトみたいな削り込みが入っていた。
これなら長時間弾いても痛くなさそう。
ヘッドの裏にシグネイチャー。
ペグは流石にロック式ではない。
4点止めプレートにはバンドのロゴ。
妻曰く「近くに置いてあるだけでテンションが上がる」ようなのでいい買い物ができた
これを買ってからまだ本格的な練習はできていないが、部屋にスタンドにかけて置いてあるだけで、「なんだかテンションが上がってくる」らしい。
ギターってこの感覚が大事なんだよなぁと改めて思った。
ギターを眺めてテンションが上がってくれば、そのままちょっと抱えてみて、気づけば長いこと弾いていたりする。
見てもなんとも思わないギターじゃダメなんだよなぁ。
いやぁいい買い物ができた。
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