このゲームを「買い切りゲーム」と同じように遊ぶには8,820円かかる
このゲームの収入源である、「広告視聴」を消すのにかかるお金が4,900円。
このゲームの倍速機能をアンロックするのにかかるお金が3,920円。
2つ合わせて、8,820円である。
8,820円出すと大抵の据え置きゲームの最新作が余裕で買える
『ストリートファイター6』はお釣りが来る。
『ポケットモンスタースカーレットのDLCセット』もなんとか買える。
『ティアキン』も全然買える
いや、確かに『ローグウィズデッド』は面白い。しかし、さすがに上記のゲームたちには残念ながら敵わない。
8,820円は広告を見せる布石
正直、『ローグウィズデッド』は面白いとは言え、ゲームの寿命は短いと思う。簡単にプレイできて、ランダム要素が多く毎回新鮮なゲーム体験ができるが、やることは毎回同じなのでどんどん飽きてくる。
なので、メーカーも長期的にプレイしてもらえるとは思ってなさそう。となると、集金の短期決戦になる。
ゲームを眺めると、1回のプレイでたくさんの広告を見てもらって広告収入を稼ぐか、広告のウザさをエサにサクッと買い切ってもらう2つの短期戦略で攻めているように見える。
確かに、1回のプレイ中に思いつく限り以下のような場面で広告視聴を求められる。
宝箱の引き直し | 宝箱の分だけ |
ユニットガチャの引き直し | 3回まで |
復活 | 1回まで |
レア宝箱の全部獲得 | 宝箱の分だけ(3回くらい箱が出てくる) |
放置で獲得するコインの倍化 | 放置の数だけ |
おそらくは10回くらいは広告を見ることになるんじゃないだろうか?(ちなみに筆者は広告が終わるのを待てないのでほぼ見ていない)
広告視聴で1回あたり10円がゲームメーカーに入れば、1プレイで100円の売り上げになる。
飽きるまでに50回くらいはプレイしそうだから、1プレイヤーあたり5,000円くらいの売り上げを見込んでいても不思議はない。
広告はゲームアプリのものが目立つので、もしプレイヤーが広告で見たゲームをDLしたらもっと売り上げが伸びる。そうなれば、このゲームのフル買い切りプランである8,820円を売り上げることも夢ではないだろう。
一方、フル買い切りプランだと「プラットフォーム税」が30%かかるので、8,820円で買い切ってもらっても、メーカーに残るのは6,174円となる。(広告のほうも何かしらの「税」はありそうだけど)
税について考慮すると、9,000円近い買い切りの値段を見て、「うげ、たけぇ。。」と思わせて、引き続き広告を見まくってもらった方が売り上げも青天井だし、メーカーにとっては都合がいいってことかもしれない。
広告はうざいし、買い切るのも納得いかない値段である。500円くらいなら買ってもよかったんだけどなぁ〜。
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