妻監修セックスしてもらうためのメンズの工夫:挿入前編

前回:事前準備編

 セックスに突入するためにメンズがやるべき最低限の準備。

妻監修セックスしてもらうためのメンズの工夫:事前準備編
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ただ挿入すればいいってもんじゃない

 メンズは特に勘違いしがちだし、実際にメンズ側は気持ちいいので、ついつい「セックスは挿入」と考えてしまいがち。しかし、実際にはそうじゃない。挿入はあくまで「気持ちいい」の一部に過ぎない。セックスは「全体を通してお互いが気持ちいいの状態になること」を目指さなければならないし、そうした方が挿入などの「部分的な気持ちいい」よりも遥かに気持ちがいい。そういう「気持ちよさ」をお互いが感じられなければ、女性の性欲以上の回数のセックスはできないし、最悪、全然気持ち良くないのでセックスをさせてもらえなくなるかもしれない。こいつは恐ろしい。。

 ではどうすればその「セックス全体を通してお互いが気持ちいいの状態になること」ができるのか。月並みな分類になるが、そのためには「前戯(挿入前)、挿入、事後」の3つを丁寧にこなさなければならないと思っている。今回は「前戯(挿入前)」について、筆者の考えをまとめる。

セックスしてもらうためのメンズの工夫

男性=>女性の順に前戯をする

 一般的に性的興奮の高まりは、男性は「瞬間湯沸かし器型」、女性は「オーブン型」と言われるらしい。実感としてもそんな感じ。可変抵抗器で言うなら男性は「Cカーブ」、女性は「Aカーブ」だろう。(この例えいるのか?)

引用:https://naru-gakki.com/pot-curve/

 しかも一度高まった性的興奮は、男性は冷めやすく、女性は冷めにくいらしい。これも実感としてそんな感じ。なので、まずは女性に前戯をしてゆっくり性的興奮をMAXまで持っていきたい。男性側に前戯をするときは挿入の直前がいいだろう。我が家はいつしか、示し合わせたわけでなく、なんとなく無意識に、この順番になっていた。そしてこの順番はもうずいぶん長いこと変わってない。お互いの身体が発見して適応したことなんで、おそらくこれが正解なんだろうと思っている。

女性へのタッチは「長いフェードイン」をイメージする

 セックスにおいて「男性のタッチが強過ぎて、女性が痛がる」と言う話をよく聞く。これは我が家でも発生していた。しかし、いつまでも「ソフトタッチ」が言い訳ではなく、終始タッチが弱いと女性は「物足りないし、くすぐったいだけ」になるらしい。(それでも強く触られて痛くなるよりは全然いいらしい。そりゃそうか。)

 そこで筆者は、女性へのタッチを「長いフェードイン」をイメージしてやっている。最初は可能な限りの「ソフトタッチ」で反応に応じて徐々に、ゆっくりとタッチの強さを上げていく。このタッチも上記の「Aカーブ」をイメージすると良さげ。「反応が鈍いし、もっと欲しそうな感じがする」と思ったらほんの少しだけタッチの強度を上げてみる。その反応が良かったらその強度まで触りながら徐々に強度を上げていくイメージ。

 想像の通り、「長いフェードイン」でタッチの強さを上げていくやり方は時間がかかる。しかし、絶対に焦ってはいけない。そもそもレディースの性的興奮のカーブは「Aカーブ」なんだから時間がかかって当たり前なのである。「Cカーブ」のメンズはとっくに性的興奮がMAXまでいっていると思うが、「セックス全体を通してお互いが気持ちいいの状態になること」のためには挿入はお互いの性的興奮がシンクロするまで待つべきである。

タッチの強さ最大値は「おもちゃ」の使用感を参考にする

 女性に対してのタッチは徐々に強度を上げていく、と説明したが、当然どこまでも強度を上げていいわけじゃない。そんなことをしたら「気持ちいい」を通り越してケガをする。ではどこまでタッチの強さを上げたらいいのか。こればかりは個人の好みとか、体の丈夫さとか、いろいろあると思うので一概にはいえない。が、「おもちゃ」の強度はかなり参考になると思っている。

 一般的な「大人の女性のためのおもちゃ」を実際に女性に使ってみて、「気持ちいい」と「痛い」の境目を探る。これは女性に感想を聞いてみる他ない。そこで女性の「気持ちいい」ラインのMAXがわかったら、それをメンズも体感してみる。敏感なところ、鈍感なところにそれぞれ当ててみて、「こんな感じかぁ」とわかるまで体感してみる。そして実際に女性に触るときは、気持ちそれより弱めの強さでタッチすることを心がける。脳のパワー制御機能は結構雑なので、実際のパワーは思ってるほど身体に出てしまうものだと思う。女性が怪我したら「もうセックスしない!」なんてことになりやすいので本当に注意すべし。

相手の反応をよく見て予想する

 タッチの強さや触れるべき部位は、女性の性的興奮度に応じて変わってくる。上記の「Aカーブ」の序盤でいきなり敏感な部分に触れると痛がり、終盤では同じ部分への割と強めのタッチが快感に変わっていたりする。大事なのは女性の性的興奮度が今どの程度か、ということを注意深く観察することである。

 こればかりは何にどういう反応をするか、というのは個人差があるので、その女性と何回もセックスしてみないとわからない。が、何回セックスをしても「知ろうとする努力」がなければ何回やってもわからない。「こういう反応で、こういう濡れ具合、これくらいの体温の高まり具合から察するに、今は8割程度かな?」なんて感じで、女性のあらゆる反応にアンテナを張って情報を集める。

 ちなみに筆者は以下のポイントで彼女の性的興奮度を見分けている。

  1. 目の開き具合。(高まるほど目がとろんとする。)
  2. 体温の高まり具合。(高まるほど体温が上がる。汗ばむと最高潮に近い。)
  3. 声の大きさ。(反応する時の声が長くなるほど高まっている。)
  4. 体の強張り。(高まるほど力が抜ける。)
  5. 呼吸の大きさ。(高まるほど大きくなる。深呼吸に近くなると最高潮に近い。)

 まぁほとんど確実に個人差があることなので、そのまま実践できるわけじゃないと思うが、ここで言いたいのは女性の性的興奮度を見極めるサインはたくさんある、ということである。

タッチの組み合わせを意識する

 一箇所のみに集中してタッチするのもいいが、複数箇所への同時タッチは時に掛け算的な効果を発揮する。しかも複数箇所を同時に触るときは、力が分散するので「タッチ強過ぎ問題」が発生しにくくなるのもいい。とはいえ、タッチの組み合わせは適当に組み合わせても効果がないばかりか、メンズ側は疲れるし、レディース側は気が散って「気持ちいい」とはならないらしい。なので、これも「どういう組み合わせがいいのか」ということを探っていくしかない。

 ちなみに筆者は現在、以下の組み合わせをメインに使っている。

  1. 乳首と首筋
  2. 首筋とお尻
  3. 口と鼠蹊部
  4. 口と陰核
  5. 乳首と膣

 しかも、これらの「組み合わせ」は女性の性的興奮度に応じても変わってくるので、より詳細な調査と分析と振り返りが重要になる。一朝一夕にはまずできないと覚悟した方がいい。とはいえ焦らないこと。

無理に絶頂させない

 これらの前戯を通して、メンズはついつい女性を「絶頂させなければならない」と考えてしまいがちだが、それは間違いである。とはいえ、「しなければならない」という部分が間違いなので、絶頂すること自体は別に問題ないことは注意してほしい。メンズのそれと違って、女性の絶頂については「激しく触りまくる」ということで実現させるよりも、「じっくり触りまくる」で発生することが多い印象である。なので、メンズは特に女性の絶頂は狙わずに性的興奮度をゆっくり、じっくり上げることに専念すればいい。

 もし女性の方から「もっと激しくしてほしい」などの申し出があったら、「タッチの強さのMAX」は意識しつつ、絶頂を狙うのもいい。とはいえ、申し出は必ずしも「絶頂したい」ということを意味していないから、この時も「強度は上げるものの、痛くならないようにする」ということは最優先にしたい。女性側は「ただもう少し強くやってみてほしいだけ」って場合も十分にあるので。

女性が「挿入してほしい」というまで続ける

 最後は前戯のやめ時である。筆者の場合は「入れてほしい」と言われたらやめるようにしている。が、これは当然女性次第である。人ごとにそのサインはあるはずなので注意深く観察するか、思い切って「入れていい?」と聞いてみよう。聞くことそれ自体がまずいということはない。はず。

 まぁ大抵の場合は、女性側の性的興奮度が「Aカーブ」状に上がっていき、それに伴ってタッチの強さや速さが上がっていき、最終的に女性が絶頂して前戯終了となる場合が多いように思う。なので大枠としてはそういう流れがあると思いつつ、焦らず、じっくり、ゆっくり前戯を続けてほしいと思う。

妻の感想

 だいたいこんな感じ。前戯については、女性側も「たくさんやってもらってること」に申し訳なさを感じることがあるので、なるべくプレッシャーがかからないような自然な感じでやってくれると嬉しい。でも前戯を丁寧にやってくれるとすごく嬉しいのでやってほしい気持ち。ゆっくりじんわり興奮が高まるのが好み。とはいえ、ホテルとかの時間制限ありの場所ではそれなりに空気読むので、この限りじゃないけど、なるべくゆっくりやれるといいと思う。

 男性は「瞬間湯沸かし器型」、女性は「オーブン型」というワードはなんかのyoutubeで聞いたやつ。でも実感としてすごくあってると思ったので盛り込んでもらった。

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