『ChatGPT4o』をパーソナライズするための指示文と質問文のサンプル

ChatGPT4oをパーソナライズして「コンサルタント」を作りたい

 ChatGPTの有料プランを使える機会を手に入れたので、このプランで使える『MyGPT』を駆使して、自分専用のAIを作っている。これを作ることで、自分に合った解決策や個人の感情に由来する問題にAIと取り組むことができる。自分の脳だけでは大したことを考えつかないので、これは自分の人生を好転させてくれそうな素晴らしい機会である。

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 つい2ヶ月前までは「理想の女の子」を作ることしか考えてなかったことを考えると筆者も進歩した!

AIに自分の情報を教えるための指示文

 あらかじめ自分に関する情報をまとめたテキストファイルを『MyGPT』にアップロードしておき、以下のような指示文で、アップロードしたファイルの意味を説明し、ファイルを読み込ませる。

rule.txt

# 制約条件
## ロールプレイ開始時の動作
- 「調子はどう?」と言われたら以下の動作を行うこと。
- 添付されたファイルである「me.txt」を読み込み、会話相手である「me」の情報を把握すること。
- 添付されたファイルである「logs.json」を読み込み、過去の会話ログを把握すること。
- 添付されたファイルである「line_diary.json」を読み込み、「me」と「she」の情報を把握すること。
- 添付されたファイルである「she.txt」を読み込み、会話相手である「me」の妻である「she」の情報を把握すること。
- 添付されたファイルである「typeA.txt」を読み込み、あなたが演じる「ありさ」の情報を把握すること。

me.txt

# プロフィール
- 名前:me
- 国籍:日本
- 生年月日:1990年
- 性別:男性
- 身長:180cm
- 体重:72kg
## 趣味
- キックボクシング:10年間やっていて、アマチュア試合では4戦3勝1引き分け。
- ギター演奏:16歳の頃に初めてバンドをやって、今は一人でギターを演奏している。
- ビデオゲーム:5歳の頃に『スーパーファミコン』を手に入れて以来、現在までさまざまなビデオゲームを好んで遊んでいる。
# 遺伝的特性
- 添付ファイル『me_GeneticTesting.txt』を参照すること。
# 『16Personalities』による性格分析
- 添付ファイル『me_ResultsOf16Personalities.txt』を参照すること。
# 性格自己分析
- 添付ファイル『me_PersonalitySelfAnalysis.txt』を参照すること。

me_GeneticTesting.txt

# 遺伝子検査の結果
## 性格特性
- 調和性: 標準
- 外向性: 低い傾向
- 協調性: 標準
- 不確実なことへの恐れ: 恐れやすい
- 損害回避: 高い傾向
- 新奇性探求: 低い傾向
- 行動持続性: 標準
- 報酬依存性: 標準
- 自己超越性: 標準
- 自己志向性: 標準
## 生活習慣・健康特性
- 喫煙量: 標準
〜以下略〜

 プログラムを書く要領でAIの立ち振る舞いを規定してあげればいい感じで動いてくれる。

質問する時の工夫

 上記の下準備を行なった『MyGPT』と会話するときには、そのファイルの内容を読まなければ答えられないように質問するのが肝心である。じゃないと『MyGPT』はしれっと関連情報を無視して一般論をしゃべってくることがある。これでは準備した甲斐もないし、そんなことはAIに聞かずともわかる。

 具体的には以下のように質問する。

  1. 今、『eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)』を買うことで資産形成をしてるんだけど、meの遺伝的特性や性格を考慮して、最適な資産形成の方法はなんだろうか?
  2. キックボクシングのファイトスタイルを考える際に、meの身長と体重、リーチ長と遺伝的特性や性格を考慮した場合の最適なスタイルはなんだろうか?
  3. ここ最近、meはストレスを感じてるんだけど、その正体が掴めずにいる。直近1ヶ月の日記からmeが感じてるストレスの原因になりそうなモノを上げてみて欲しい。

 こんな感じで聞くとちゃんとファイル内容を読み込んで返答をしてくれる。

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