『ソニック × シャドウ ジェネレーションズ』ソニック編:感想メモ

プレイ状況

 シャドウ編は面白かったが、ソニック編は全然面白くない。

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高速で移動する癖にステージが複雑なので気持ちよく走れない

 「高速でステージを駆け抜ける」のがソニックシリーズの醍醐味な気がするが、そもそもこのゲームに限らず、「2Dソニック」はほとんどそれができないように思う。というのもステージ構成が複雑で、いちいち足を止められるからだ。

 もちろん、その複雑なステージを覚えて、障害物を華麗にかわして、ハイスピードを保ちながら駆け抜けられるように練習すること、はこのゲームがプレイヤーに課している課題だとは思う。しかし、そもそもそれが無理臭いし、やる気にもならない。

 というのも、ソニックが高速で動くので「障害物を見てから対応する」というのが難しい。気づいたら障害物に足を止められてしまうのである。

 さらに、その障害物も「単純にジャンプで飛び越えればいい」みたいな単純なモノは少ない。バネやリフトは止まってゆっくり確認しないと、それがどんな動きをするのかよくわからないし、動く敵であればどうやって倒していくかを考えなきゃいけない。

 また、ステージの分岐も無駄に多くて困る。しかも、「分岐する理由が特にない」ことが多く、どっちを選んだらいいかよくわからない。さらに、選んだ結果、何が有利になったのかもわからない。「スピードが乗ってたらそれを維持できるハイスピードルート」、「スピードが足りなかったペナルティがあるルート」みたいに分岐条件と分岐結果がわからないと、どういう方向性でコースを考えればいいかわからない。

 ステージも似たような構成が多く、これらの障害物を含めたスタートからゴールまでの道のりを覚えるのが本当に辛い。

「左から右に行く」ばかりではない面倒くささ

 「2Dソニック」は、多くの2Dアクションゲームのように「左から右に行く」ばかりではない面倒くささがある。確かにゴールは「右側」にあるものの、道中では「右から左に行ったり」、「下に行ってから上に行ったり」など複雑な動きをしなければならない。

 これが『悪魔城ドラキュラシリーズ』などのじっくり進んでいく2Dアクションゲームであれば問題ないが、こういう面倒くさい動きをハイスピードな2Dアクションでやらされるから辛い。

2Dと3Dが混ざる気持ち悪さ

 このゲームは、「クラシックな2Dソニックのパート」と「モダンな3Dソニックのパート」が分かれているが、3Dソニックのパートにも部分的に2Dアクションになるギミックがあり、これが本当にいらいらする。3D空間を疾走していたと思ったら2Dの狭い空間でチマチマした移動をさせられる部分に当たるとゲームをやめたくなる。なんで混ぜるんだか。。

面白くない制限ミッションが多い

 「エリアボス」と戦うためには、ただステージをクリアしていけばいいわけじゃない。これは「シャドウ編」にもあったが、「何かしらの制限が付いたステージ集」をクリアしなければならないのである。そしてそれらは「疾走感」とは無縁で本当につまらない。何かを探したり、集めたりなど、ちまちました課題が与えられる。

 しかも、その「つまらないステージ」に入場するための入り口にもギミックを設けてきやがるから意地の悪さを感じる。。つまらないから横に並べといてくれればいいのに。

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