サバゲ装備に40万円使ってわかった、買ってよかったモノ・悪かったモノ

サバゲ装備約40万円分のお会計

 詳しくは以下のスプレッドシートの通り。

サバゲ関連お会計

サバゲ装備51個に約40万円分使って分かったこと

 総額約40万円で51個に及ぶサバゲ装備を買ってきたが、当然、すべてのモノについて「買ってよかった」と思っているわけではない。使えないモノ、使わないモノ、不便なモノなど、サバゲで使ってみて「買わなければよかった」と思うモノはいくつもあった。

 本章では、それらを「買ってよかったモノ」と「買って悪かったモノ」に分けて感想を語っていこうと思う。

買って良かったモノ

vector opticts製の光学照準器

 筆者は以下のvector opticts製の光学照準器を新品で購入し、ゲームで使用した経験がある。(リンクは公式サイト)

 価格は1万円前後とお手頃で、照準の調整もしやすく、ゲームで使って不具合は全くなかった。

 サバゲを始めたての頃は、ドットサイトをスコープのように片目で使っていたので、大径レンズであるSCRD-26が気に入っていたが、「ドットサイトは両目で使うモノ」ということを知ってからは軽いSCARD-12を愛用していた。

東京マルイ製『次世代電動シリーズ』

 筆者は以下の東京マルイ製『次世代電動シリーズ』を新品で購入し、ゲームで使用した経験がある。(リンクは公式サイト)

 価格は高いが、箱出しで使用し、ゲームでは「セミロック」くらいしか不具合はなかった。

 照準器のゼロイン時も30mまで弾がきれいな弾道で飛んでいくし、発射ごとにブレることもほぼないので、ゼロインも簡単だったし、ゲームでも安定して使いやすかった。

 『レシーライフル』はバッテリーがストックに入っているので重量バランスが良かったが、『AKS74U』はバッテリーがハンドガードの中で、かつ、ストックがワイヤーで軽かったのでフロントヘヴィだった。これについては、外観カスタムとして買ったフォアグリップがあったので結局は問題なかった。

bolle TACTICAL ゴーグル X-500

 筆者は眼鏡をかけているので、メガネの上からかけられるこのゴーグルを愛用していた。その分、分厚く、デカいゴーグルだが重量は全然気にならない優れた設計だった。縁の上下が薄いスポンジになっており、通気性がよく、ゴーグルが曇ることはなかった。

 購入時期は2019年7月31日で価格は5,150円だった。 

OneTigris 曇らないフェイスガード

 銃にエイムダウンしたときにチークパッドに干渉しない設計のフェイスガード。オール金属のモノや、樹脂製のモノもあるが、布製のコレが一番良かった。まぁ頬のガード性能はそれらに比べて当然落ちるが、それが気になるならストールみたいなのをこの上から巻くのもあり。

Timberland フィールドトレッカー ロー ウォータープルーフ LIGHT BROWN

 正直、高性能な靴なのでサバゲじゃなくてもおすすめな靴だと思う。軽いし、柔らかく、足にピッタリフィットするので歩行はもちろん、立ったりしゃがんだりがストレスなく行える。それでいて丈夫で形崩れ等は起こさない。靴底もしっかりしており、砂利フィールドでも滑らない。

 何回か、Timberlandのワークブーツでサバゲをしたことがあるが、足が重くて無駄に疲れたし、しゃがんだ時に靴が硬くてストレスが半端なかった。軍装コスでブーツを履く人も多いけども、普通にトレッキングシューズの方が性能は高いと思う。

 ちなみに、筆者はこれの1つ前くらいのバージョンのを使っていた。

メカニクスウェア エムパクト コバート L MPT-55-010

 手の甲を守るために使用したヤツ。銃の操作を邪魔しない作りでありながら、さらに滑り止めがついており、銃の運搬も助けてくれるいいグローブ。さらに通気性がいいので中で蒸れにくい。

 軍手等ではインドアで近い距離で当たると痛すぎてたまらないので、こういう防御力高めなグローブがおすすめ。アウトドアだとワンチャンいらないかも。筆者はアウトドアでも使ってるけども。

東京マルイ BBローダー

 あんまり疑問はないやつだと思う。さすがにスプリングマガジンに1発ずつ弾を込めるわけにはいかないので、これは必須だと思う。一方で、給弾口にマガジンリップに対応したアダプターがついてるヤツを使ったことがあるが、あれの方がアダプターを無くさなくていいと思った。

買って悪かったモノ

 使うことでサバゲをする上でデメリットしかないモノたちを紹介する。

Gallon’s タクティカルスリング

 そもそも1ゲーム10~15分程度の時間しか銃を持たないのでスリング自体が要らない。

 さらにこれは金具がついている部分がゴムでできており、銃を吊るすとビヨンビヨンする。これがマジでいらない。スリングで後ろに背負ったり、ハンドガンに持ち替える時にライフルを離すと、ゴムの伸縮で銃が危ない動きをするので、意図せずに銃をぶつけたり、銃にぶつかったりして、いろいろと不要なダメージを負うことになる。

 あと筆者は使っていて壊れることはなかったが、スリングスイベルに引っ掛けるスリング側の金具がちゃっちいので壊れそうな予感がしていた。

TAILOR JAPAN マガジンポーチ

 マガジンはポケットでいいと思っているので不要。

 「Mk23」のマガジンを2本入れて、これをベルトに着けていたが使うことはなかった。そもそもマガジン1本を撃ち切る前にやられるし、マガジン2本ならズボンのポケットで十分だった。

 サバゲにスピードリロードは不要だと思うが、このタイプはそれにも向かないので注意。それがやりたいならこのタイプじゃなくて「マガジンを差し込んでおくタイプ」の方がいい。

Beneges タクティカルベスト

 サバゲに「プレートキャリア」は不要。これが服に当たってる部分はめちゃめちゃ蒸れてべっとり汗をかくことになる。さらに若干だがエイムダウンをしたときに、これの一部を巻き込んで肩に違和感を感じることがある。

 あと、見ることはないと思うが、お腹周りがごちゃごちゃするので若干足元が見にくくなるので注意。

ウキウキわくわく商店 タクティカル ガンベルト

 もしどうしてもつけなきゃいけないモノがあっても、それは服のベルトにつければいいので不要。

 まぁこれ単体ならそれほど邪魔にならないけど、いらないモノはいらないのである。

FMA製WASスタイル ユニバーサルピストルホルスター

 サバゲにおいて、ハンドガンとライフルのスイッチ自体が基本的には不要なのでいらない。

 「CQBエリアではハンドガンを使い、その他のオープンなエリアではライフルを使わなければならない」とか考えがちだが、そんなことはない。やってる人は確かにいるが、それはやろうと思って「あえて」やってるだけである。さすがにCQBエリアやインドアフィールドでは長すぎるライフルは窮屈だが、標準的なM4の長さであればスイッチする必要はない。

 あと弾切れしたらスイッチとかしそうだけど、それが心配なら多弾マガジンを1つ持っていくだけで解決する。

 スイッチしないのであればセカンダリとしてハンドガンを携行しなくていいので、ホルスターもいらないってわけである。

 ちなみにこの商品はモノ自体は普通に良かったと思う。

Culture Field フェイスマスク(全面金属のフェイスガード)

 エイムダウンすると金属のメッシュがチークパッドにガチガチ当たって、頬付けできないばかりか銃が傷つくので不要。

M300AAタイプ LEDミニスカウトライトレプリカ(ウェポンライト)

 使えるフィールドが少ないし、これがあるからヒットが取れるということはないので不要。

 Mk23のライトモジュールとかもそうだけど、ライトが使えるフィールドが少ないので、銃に着けても基本的には重たい飾りになる。

 さらにそれどころかバリケードから銃を構えて覗き込むときに、銃口より先にライト部分が飛び出ることがあり、敵に発見されるリスクが増える。

何とも言えないモノ

東京マルイ製『Mk23影縫いカスタム』

 今はなき『ガンショップfirst』の限定カスタム品である『Mk23影縫いカスタム』を新品で購入し、主にインドアゲームで使用した。

ソーコム Mk23 影縫カスタム 東京マルイ ガスガン エアガン レビュー
東京マルイの固定スライドガスガン、ソーコム Mk23にFIRSTの影縫カスタムを入れてみたカスタムガンをレビューします。。

 正直、ゲームにおいて「音でバレること」がほぼないので、このレベルの消音はいらなかった気がする。

 しかし、ベースは東京マルイ製なので銃としての性能は全く問題なかった。ただし、ホップ調整がやりにくかったし、固定スライドとはいえパワーソースがガスなので、ゼロインにはやや苦労した。

On Dolce 薄手のニット帽

 安物のニット帽。耳と頭を被弾から守る目的で購入。インドアでよく使っていた。

 ニット帽の性能としては使い物にならないくらいペラペラで、糸がほつれたり、毛玉が頻繁にできたりするが、サバゲーではむしろそのペラペラさが良かった。ペラペラな分軽いし、やわらかい分好きな形にできるので他の装備を邪魔しない、良いニット帽だった。ただし、耐久性は低いので、多用するならその分頻繁に買い替えることになりそう。

 購入価格は2019年11月13日当時で1,290円。普通に高かった。。この程度の安物はもっと安価に手に入るはず。。

BDU

 良く行くフィールドに適したやつがあれば、敵に見つかりにくくなるのでゲームが有利になる。

 が、大体そのフィールドで貸してくれるBDUはそのフィールドに適したモノだったりするので、それを借りて使うのもよさげ。ちなみに、フィールドに適したBDUを着ると上記の写真のような隠れ具合になる。

フォアグリップ

 『次世代電動ガンシリーズ』などの重たい銃を使うなら、付けると銃を構えやすくなるので筋肉と相談して必要なら買い。が、スタンダード電動ガンなどは軽いから不要。

ダンプポーチ

 マガジンは使ったらポケットに入れておけばいいので基本は不要。ただし、あってもそこまで邪魔にならないので、服のベルトにくっつけてもいい。

 買うとしてもワークマンに似たようなの売ってそうなので、「サバゲー用」を買うのは待った方がいいかもしれない。

 ちなみに筆者は、Mk23のガスマガジンはあえて服のポケットに入れて次回のゲームのために温めたりしていた。

結論:「便利そう」とか「かっこいい」は基本いらないモノ

 実際のところ、銃本体は高性能な東京マルイ製、照準器は安価で丈夫で高性能なVector optics製、あとは自分の体格に合ったゴーグル、フェイスガードとグローブと靴を揃えればゲームではなにも困らない。むしろ、いろいろ装備を盛り過ぎるとゲームで不利になるまである。

 プレートキャリアのモールやガンベルトにいろいろくっつけて、「こういう時はこれを使う」みたいなことを想定しても、残念ながら実際のゲームでそれが起こることはほぼない。ゲームでやることは単純で、「銃を撃って相手を倒すこと、相手の銃に撃たれないこと」のみで、素早いマグチェンジや、たくさんのモノを携行していることなんて基本的にはアドバンテージにならない。

 予算やモノの保管場所には限りがあるので、この記事がみなさんの賢い買い物の参考になることをを祈る。

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