2015年製『MacBook Pro』の2023年時点の使用感まとめ

2015年製『MacBook Pro』を2023年10月現在も使っている

 筆者の最初にして、おそらく最後になる『MacBook Pro』である。

 このPCを購入したのは2016年の夏頃だったので、2023年時点で7年くらいは使っていることになる。

『MacBook Pro』購入当時を振り返る

 購入した当時を振り返ると、「railsでのプログラミングを快適にやるために購入したが、価格が高く、性能もイマイチだったのでなんかモヤモヤした」という記憶が蘇ってくる。

 2016年当時、かけ出しrailsプログラマーだった筆者は、「プログラミングするならmacOSだ」と勘違いしていた。まぁ確かに今となってはwindowsよりもlinuxベースのOSの方がいろいろ操作しやすいが、結局この辺は慣れればどうとでもなるのである。どうしてもな場合は仮想環境も使えるし。

 さらに『MacBook Pro』は性能の割に価格が高かった。現在使用している2015年製の『MacBook Pro』は当時の価格で23万円くらいした。同時期に所有していた18万円のレノボ製「一応グラボも積んでるPCゲームが割とできるノートPC」と比較して、だいたい性能は半分くらいだったのに値段は『MacBook Pro』の方が高い。

 確かに『Rentina』ディスプレイはレノボ製PCより綺麗な気がしたが、別にそんなものは必要なかった。

 なので買った当初は初めてのmacOSに触れる興奮はありつつも、PCの性能と価格には全然納得がいってなかったのを覚えている。

 あ、でもマグネット式の給電ポートは今もお気に入りである。無茶に引っ張っても外れてくれるので助かる。現行のUSB-TypeCの機種にはないみたいだけども。。

不便な点まとめ

 以下では2015年製『MacBook Pro』を2023年時点で使った際の不便な点についてまとめる。(ちなみに「便利な点」はない!)

 大幅に型落ちしたPCは使うのが大変であることの参考にして欲しい。

 たまにアウトレットPCを格安キャンペーンで売っている風の出店があるが、ああいうところで価格だけを見てPCを買うと、大体に以下に書くような「不便な点」に悩まされて痛い目に遭うので、しっかり認識して欲しい。(ああいう情報弱者を騙すような商売はあんまり感心しないよね)

ストレージが小さいのでOSアップデートのための領域確保が難しい

 ストレージはSSDだが121GBしか使えない。

 2023時点では、最新OSにアップデートすると、このうち「macOS」の部分で約16GB、「システムデータ」の部分で38GBを喰われる。合計で54GBはシステムを動かすためのデータに食われてしまう。約半分近い領域が食われてしまう。

 残りの約60GBの容量しか自由に使えないのである。これではPCに音楽や画像を保存している場合ではない。

 さらに、この「残りの約60GB」も全部使ってしまってはならない。

 macOSはアップデートの際に、アップデートに必要なファイルをダウンロードしから、OSをインストールする。(当たり前だが)なので、アップデート用のファイルをダウンロードできるための領域は常に空けておかないと、OSのアップデートが来た時にPC内のデータを大掃除しないといけなくなる。

 これまでの経験上、最低でも20GBは空けておいた方がいいと、筆者は把握している。なので、実質使えるストレージは40GBくらいである。

 さらに、ここにプログラミングのためのツールを入れるとあっという間にストレージが枯渇する。

 『Ruby』の1バージョンで2~3GBは持っていかれるし、『xcode』は15GBくらいは必要になる。なので快適なプログラミングをすることはなかなか難しい。

CPUが『デュアルコアIntel Core i5』なので動画の書き出しは絶望的に遅い

 当然、2015年時点ではクアッドコアのCPUは存在しており、筆者が所有しているレノボ製ゲーミングPCにもそれが積んであった。しかし、2015年製『MacBook Pro』はデュアルコアである。処理領域は半分なのである。

 そんな当時から処理速度はあまり速くない『MacBook Pro』だが、2023年時点ではyoutubeの10分くらいの動画を書き出しても20〜30分くらいかかる。

 これじゃ作業にならないのである。

メモリが8GBなので『アクティビティモニタ』でリソース管理しないと動作が重くなる

 『chrome』でyoutubeを3タブ分を開きながらブログを書いていると約8割分くらいのメモリを持っていかれる。

 ブラウザだけでこれだけメモリを食ってしまうので、これに加えて何かアプリを起動させようものならPCが動かなくなる。

 なので、常に『アクティビティモニタ』を起動しておいて、メモリの消費量を確認しながらPCを使っている。

 これが結構面倒臭い。

 PC操作に重力を感じたらすぐに使ってないタブやアプリを閉じてお片付けしなければならない。このPC上ではミニマリストになることを要求されるのである。

総評:動画編集やプログラミングなどのクリエイティブな作業には使えない

 2023年において、2015年製『MacBook Pro』は、ストレージ、CPU、メモリが貧弱過ぎてクリエイティブな作業には向かない。

 そればかりか、2023年の「普通のブラウジング」もどんどん満足にできなくなってきていると考えて良い。

 もし、アウトレットPCショップなどで似たようなスペックのPCの購入を検討している人は注意して欲しい。

 まぁ2015年の製品なんで、普通に買い替えの時期ではあるんだよなぁ。

 今のところノートPCがある必要はないので、次は自作PCを検討してもよさそう。

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