目標がないとギターを弾かない
筆者は高校生のころからギターを続けているが、現在はバンドをやっておらず、ギターを弾かなければならない理由がない。
学生時代はバンドという強制力があったが、社会人になってからは、1か月ほど触らないことも珍しくなかった。
ギターは練習を重ねて、多少弾けるようになってから面白くなる娯楽である。
なので、ゲームなどのすぐ楽しめる娯楽と比べると、どうしても後回しになる。
そこで2023年末、ギターを弾く目的を無理やり作るために、演奏動画を投稿する「毎日THE FIRST TAKE」を始めた。
面倒な工程を省いて投稿のハードルを下げた
一般的な「弾いてみた動画」のように、1曲すべてを練習し、PCで録音・編集するつもりはなかった。
これだと、動画を完成させる前に面倒になってしまい、ギターを触りたくなくなってしまう。。
録音・編集の機材を用意して、1曲すべてをコピーして、それを動画として編集して投稿するとなると、ギターを練習する以外のやることが膨大になってしまい、とてもじゃないが続けられないと思った。
そこで、「ギターを弾くモチベーションを作る」という目的にフォーカスして考えた結果、好きな曲の気に入った部分だけを1分以内で弾き、基本的に一発撮りで投稿することにした。
ミスしても、映像が撮れて音が鳴っていれば完成とする。
過去に弾いた曲だって繰り返しネタとして使い、選曲と練習の負担を減らした。
しかし、名前に「毎日」と付けたものの、実際には途中から毎日投稿ではなくなった。。
それでも約2年半で200本以上を投稿できたため、ギターを触る仕組みとしては機能したと思う。
演奏だけでなく録音方法も変わった
開始時は『Fender Mustang Micro』の音をスピーカーから出し、BGMと一緒にスマホのマイクで録音していた。

しかし、生音が混ざって音がジャリつき、BGMとの音量調整も難しかった。
その後、マンションの隣人からスピーカーの音について苦情が入ったことをきっかけに、Mustang Microとスマホを直接つなぐライン録音へ移行した。

さらに、視聴者から「原曲のギターが大きくて演奏が聞こえない」と指摘されたため、現在は『Moises』でBGMのギター音を小さくしている。
これによって、音質は改善したが、音源の用意や編集には以前より手間がかかる。
機材や加工を増やすほど動画はよくなる一方、気軽に投稿するという当初の利点がどんどん薄れていく。。
習慣化には成功したが、同じ仕組みを続ける必要はない
200本投稿したことで、以前より演奏は上達し、耳で音を探すことや、音作り、ライン録音、BGM編集についても理解できるようになった。
上達については過去の演奏が残るため、同じ曲を弾けば変化も確認できるので、練習のモチベーションを維持しやすい。
一方、現在は1分以内の動画を作る形式そのものにマンネリも感じている。
当初の目的だった「ギターを弾く習慣」はすでに作れたため、投稿本数を増やすことに固執する必要はない。
続かない趣味には、小さくても完成品を作る仕組みが有効だったが、その仕組みが役目を終えたら、惰性で続けるのではなく、次に何を楽しみたいのかを考え直した方がよさそうだと思った。



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