Eブルースギター:練習メモ

練習曲

コードポジション@Eマイナーペンタニック

https://masatomy.com/scales/e-minor_pentatonic_scale

サンプルフレーズ

出典:【有料級】Eのブルースで本気で使えるフレーズを8つ集めました 徹底解説

最初はEマイナーペンタだけで一曲弾く

 「Motorcycle Mama」のソロでは、まずEマイナーペンタトニックスケールを使う。

 構成音は以下の5音。

E・G・A・B・D

 最初に覚えるのは、12フレットから始まるBox 1。

e|--12----15--
B|--12----15--
G|--12--14----
D|--12--14----
A|--12--14----
E|--12----15--

 このポジションは、E、A、B7のどのコードが鳴っているときにも使える。

 ここが重要で、コードがAへ変わったからといって、必ずAマイナーペンタへ切り替えなければならないわけではない。

 まずは最初は一曲を通してEマイナーペンタだけを使い、コードに応じて着地点を変えて弾いてみる。

コードごとに着地する音を変える

 同じEマイナーペンタを使っていても、どの音でフレーズを終えるかによって、コードへの合い方が変わる。

E/E7で安定する音

E・B・D

 12フレット周辺では、特に以下のEが使いやすい。

 Eコードの上では、迷ったらEで終われば安定する。

A/A7で安定する音

A・E・G

 12フレット周辺では、以下のAが使いやすい。

 コードがAへ変わったとき、同じEマイナーペンタを弾き続けながらAへ着地すると、コードが変わったことをソロでも表現できます。

B7で安定する音

B・A

12フレット周辺では、以下のBが使いやすい。

B7はEへ戻ろうとする緊張を作るコード。

そのため、B7上でフレーズを完全に終わらせず、BやAを弾いてから、Eコードに戻ったところでEへ着地させる方法も使える。

Eマイナーペンタの全5ポジション

Eマイナーペンタは、指板上に5つの基本ポジションがある。

ポジション 主なフレット範囲
Box 1 0〜3F/12〜15F
Box 2 2〜5F
Box 3 4〜8F
Box 4 7〜10F
Box 5 9〜12F

 どのポジションでも構成音は同じ。

 ポジションが増えることで使える音の種類が増えるのではなく、同じ音を指板上の別の場所で弾けるようになる。

 したがって、最初から5ポジションすべてを均等に練習する必要はない。

 まずBox 1だけで短いフレーズを作り、音楽として使えるようになってから隣のBoxへ広げる。

 5ポジションを覚えても、すべてを順番に上下するだけなら、スケール練習の範囲から出られない。

コードごとにマイナーペンタを切り替える方法

Eマイナーペンタだけで弾けるようになった後は、コードごとにスケールを切り替える方法も試せる。

E/E7 → Eマイナーペンタ
A/A7 → Aマイナーペンタ
B7    → Bマイナーペンタ

それぞれの5ポジションは以下。

Box E/E7上 A/A7上 B7上
Box 1 0〜3F/12〜15F 5〜8F 7〜10F
Box 2 2〜5F 7〜10F 9〜12F
Box 3 4〜8F 9〜13F 11〜15F
Box 4 7〜10F 0〜3F/12〜15F 2〜5F/14〜17F
Box 5 9〜12F 2〜5F/14〜17F 4〜7F/16〜19F

ただし、コードが変わるたびに離れたポジションへ移動する必要はない。

7〜10フレット周辺なら、以下の組み合わせでほぼ同じ場所に留まれる。

E/E7 → Eマイナーペンタ Box 4
A/A7 → Aマイナーペンタ Box 2
B7    → Bマイナーペンタ Box 1

Eマイナーペンタ Box 4

e|--7------10--
B|--8------10--
G|--7---9------
D|--7---9------
A|--7------10--
E|--7------10--

Aマイナーペンタ Box 2

e|--8---10--
B|--8---10--
G|--7---9---
D|--7---10--
A|--7---10--
E|--8---10--

Bマイナーペンタ Box 1

e|--7------10--
B|--7------10--
G|--7---9------
D|--7---9------
A|--7---9------
E|--7------10--

 3種類の形は似ていますが、ルート音の位置が異なる。

 コードごとのスケール切り替えは便利ですが、最初から全面的に使うと、コードが変わるたびに演奏が途切れやすくなる。

 基本はEマイナーペンタに置き、AやB7へ変わった瞬間だけ対応するスケールの音を短く混ぜる方法が実用的。

スケールとフレーズの違い

 スケールは「使える音の一覧」であり、フレーズそのものではない。

 例えば、Eマイナーペンタを低い音から順番に弾くと、次のようになる。

E → G → A → B → D → E

 音は外れていませんが、これだけでは音階練習に聞こえる。

 フレーズにするには、以下の要素が必要です。

  • 音の順番を崩す

  • 同じ音を繰り返す

  • 音の長さを変える

  • 弾かない時間を作る

  • コードに合う音で終える

  • スライドやチョーキングで音をつなぐ

例えば、4音を均等に弾くのではなく、

短く2音弾く
少し休む
同じ音をもう一度弾く
最後の1音を長く伸ばす

とするだけでも、音階ではなくフレーズに近づく。

最初に作るフレーズは2〜4音でよい

 初心者は、たくさんの音を使った方が上手く聞こえると思いがち。

 しかし、音数を増やすほど、リズム、着地点、チョーキングの音程を同時に管理する必要がある。

 なので、最初は2〜4音で十分。

 というか、自分で作らなくても先人たちが無数に弾いているので、それをマネすればいい。

初心者向けの練習手順

第1段階:コードだけで曲を追う

E、A、B7を鳴らし、コードが変わる場所を覚える。

この段階ではソロを弾かない。

第2段階:EマイナーペンタBox 1だけを使う

12〜15フレットだけを使う。

一度に使う音は2〜4音に制限し、弾いた後には必ず休む。

第3段階:コードのルートへ着地する

E上  → E
A上  → A
B7上 → B

コードが変わる直前に無理やり音を増やすのではなく、変わった後のコードのルートへ着地する。

第4段階:同じフレーズを少し変えて繰り返す

最初のフレーズを完全に捨てず、

  • 最後の音だけ変える

  • リズムだけ変える

  • 1オクターブ上で弾く

  • 2回目だけチョーキングする

といった小さな変化を加える。

第5段階:AとBのマイナーペンタを部分的に混ぜる

コードごとにスケールを全面交換するのではなく、A上でAのフレーズを一つ、B7上でBのフレーズを一つだけ入れる。

これにより、演奏の流れを切らずにコードへの反応を強くできる。

第6段階:原曲から短いフレーズをコピーする

Popa Chubbyのソロを最初から最後までコピーする必要はない。

まずは気に入った1〜2秒を選び、

  • どのコード上で弾いているか

  • 何音使っているか

  • どこで休んでいるか

  • どの音を伸ばしているか

  • チョーキング後にどの音へ着地しているか

を確認する。

TABを覚えるだけでなく、「なぜそこでその音を使ったのか」を考えることで、別の曲でも使える材料になる。

1日30分の練習メニュー

5分:E、A、B7のコードチェンジ
5分:音源に合わせてコードの切り替わりを確認
5分:Eマイナーペンタを一定のリズムで弾く
5分:コードごとのルート音へ着地
5分:2〜4音の問いかけと返答を作る
5分:録音して聞き返す

録音では、以下を確認する。

  • 拍を見失っていないか

  • フレーズの終わりが分かるか

  • 音を詰め込みすぎていないか

  • 同じ速さ、同じ強さで弾き続けていないか

  • コードが変わっても無関係にスケールを上下していないか

この曲で目指す到達点

 以下ができれば、スケールを覚えただけの段階から一歩進んだと判断できる。

  • E、A、B7の切り替わりを見失わない

  • Eマイナーペンタだけで一曲通せる

  • コードごとにルート音へ着地できる

  • 2〜4音で短いフレーズを作れる

  • フレーズの後に意図的な休符を置ける

  • 同じフレーズをリズムや終わり方を変えて繰り返せる

  • チョーキングとビブラートで一音を表現できる

 ブルースギターでは、使える音を増やすことよりも、少ない音に役割を持たせることの方が重要。

 スケールを速く往復するのではなく、一音ごとに「どのコードの上で、何を伝えるために弾いたのか」を考えることが、ブルースらしいフレーズを作る最初の一歩。

ぴっぴもんげ

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