Android10端末で「マイナアプリが起動しない方へ」が繰り返し表示されたときの解決方法

 Android10系OS搭載のHUAWEI nova 5Tでマイナポータルの電子申請を進めようとしたところ、QRコードを読み取ってもマイナアプリが起動せず、「マイナアプリが起動しない方へ」という案内ページが繰り返し表示された。

 Chromeの更新や端末の再起動を試しても直らなかったが、最終的には、マイナアプリの動作環境を満たした別のAndroid端末を使うことで解決した。

 同じ画面を行き来している人の参考になるよう、使用端末、発生した現象、試したこと、解決方法をまとめておく。

使用していた端末と環境

項目 内容
端末 HUAWEI nova 5T
発売時期 2019年
Android Android 10系の環境
ブラウザ Google Chrome最新版
NFC 対応
用途 マイナポータルから国民健康保険の加入届を電子申請

 HUAWEI nova 5TにはNFCが搭載されており、以前はマイナンバーカードの読み取りもできていた。

 実際、2026年5月頃には同じ端末を使い、マイナポータルから江戸川区への申請を行えていた。

 そのため、最初は端末そのものが非対応になったとは考えず、QRコードの読み取り方やChromeの設定に問題があると思っていた。

実際に起きた現象

 マイナポータルの電子申請画面をパソコンで開き、画面上に表示されたQRコードをHUAWEI nova 5Tの標準カメラで読み取った。

 本来であれば、QRコードからマイナアプリが起動し、マイナンバーカードによる本人確認へ進むはずである。

 しかし、実際には次の動作を繰り返した。

  1. パソコンに表示されたQRコードをnova 5Tのカメラで読み取る
  2. Chromeが開く
  3. マイナアプリは起動しない
  4. 「マイナアプリが起動しない方へ」という案内ページが表示される
  5. 案内に従って再度操作しても、同じページへ戻される

 マイナアプリを起動するための操作をしているのに、マイナアプリが起動しない人向けのページが延々と表示され、申請へ戻れない状態になった。

 マイナポータルのWebページ自体はnova 5Tでも閲覧できた。

 問題が起きていたのは、ブラウザからマイナアプリへ移動し、本人確認や電子署名を行う部分だった。

試しても解決しなかったこと

 以下の対処を試したが、今回の環境では解決しなかった。

  • HUAWEI nova 5Tの再起動
  • Google Chromeが最新版であることの確認
  • マイナアプリがインストールされていることの確認
  • 標準カメラからQRコードを読み直す
  • 申請画面を最初から開き直す

 端末の再起動やChromeの更新は、不具合が一時的なものであれば有効な可能性がある。

 しかし、端末のOSが現在の動作環境を満たしていない場合、何度やり直しても根本的な解決にはならない。

2026年8月にマイナアプリの仕組みが変わっていた

 デジタル庁は、2026年8月25日から「マイナポータルアプリ」と「デジタル認証アプリ」を統合し、「マイナアプリ」として提供を開始した。

デジタル庁「マイナアプリの提供開始は、2026年8月25日を予定しています」

 現在のマイナアプリについて、Android端末では主に次の条件が示されている。

  • Android 11以降
  • NFC機能を搭載していること
  • 端末ロックを設定していること
  • 対応ブラウザを使用していること

デジタル庁「マイナアプリの動作環境」

 HUAWEI nova 5TはNFCに対応しているが、筆者が使用している環境はAndroid 10系だった。

 つまり、NFCでカードを読み取れる端末であっても、現在のマイナアプリが求めるAndroid 11以上という条件を満たしていなかった。

 2026年5月には同じ端末で申請できていたため、8月のアプリ統合や動作環境の変更後に利用できなくなった可能性が高い。

 ただし、「マイナアプリが起動しない方へ」というページには、端末のOSが非対応であるとは明示されなかった。

 したがって、表示されたページだけを見て原因を特定するのは難しかった。

対応端末へ切り替えることで解決した

 最終的には、Android 11以上でNFCを搭載し、マイナアプリに対応している家族のスマートフォンを借りて、同じ申請を行った。

 対応端末でQRコードを読み取ると、今度はChromeからマイナアプリが正常に起動した。

 その後、自分のマイナンバーカードと暗証番号を使い、本人確認と電子署名を完了できた。

 端末を変更しただけで、それまで延々と表示されていた「マイナアプリが起動しない方へ」のページを経由せず、申請を完了できた。

 今回は、この方法で次の申請を行った。

  • 江戸川区への国民健康保険加入届
  • 宮崎市への国民健康保険加入届
  • 宮崎市への国民健康保険脱退届

同じ現象が起きたときの確認手順

 同じ現象が起きた場合は、闇雲に再起動や再インストールを繰り返すより、次の順番で確認する方が早い。

1.Androidのバージョンを確認する

 Androidでは、一般的に次の場所からバージョンを確認できる。

「設定」→「端末情報」または「デバイス情報」→「Androidバージョン」

 EMUIなどメーカー独自のシステム名だけでなく、基盤となっているAndroidのバージョンを確認する。

 EMUIの数字が11や12でも、Androidのバージョンが11以上とは限らない。

2.NFC機能を確認する

 マイナンバーカードの読み取りにはNFCが必要になる。

 端末設定で「NFC」を検索し、機能が搭載されているか、有効になっているかを確認する。

3.Chromeとマイナアプリを更新する

 AndroidのバージョンとNFCに問題がなければ、Chromeとマイナアプリを最新版へ更新する。

 また、ChromeのシークレットモードやPC版サイト表示を使用している場合は解除し、標準の表示で申請ページを開く。

4.それでも起動しなければ対応端末へ切り替える

 端末がAndroid 11未満の場合、設定変更だけで解決する可能性は低い。

 OSを正式にアップデートできない端末なら、対応端末を使う方が早い。

 家族などの端末を借りる場合でも、自分のマイナンバーカードと暗証番号を使えば、自分の申請として本人確認できる。

 ただし、信頼できる端末だけを使用し、作業終了後はマイナポータルからログアウトし、申請画面やブラウザのタブを閉じておいた方がよい。

マイナポータルが見られることと、電子申請できることは別だった

 今回もっとも分かりにくかったのは、HUAWEI nova 5TでもマイナポータルのWebページ自体は利用できたことである。

 ページを閲覧できるため、端末が対応していないとは思いにくかった。

 しかし、マイナポータルの閲覧、マイナアプリの起動、マイナンバーカードの読み取り、電子署名は、それぞれ別の処理である。

 マイナポータルを閲覧できても、ブラウザからマイナアプリを起動して電子署名まで完了できるとは限らない。

 QRコードを何度読み取っても「マイナアプリが起動しない方へ」が表示される場合は、QRコードやカメラだけでなく、使用端末のAndroidバージョンを確認する必要がある。

まとめ

  • HUAWEI nova 5TでQRコードを読み取っても、マイナアプリが起動しなかった。
  • 代わりに「マイナアプリが起動しない方へ」というページが繰り返し表示された。
  • Chromeの更新や端末の再起動では解決しなかった。
  • マイナポータルのWebページ自体は閲覧できた。
  • 現在のマイナアプリは、Android 11以降とNFC機能を主な動作条件としている。
  • nova 5TはNFC対応だが、筆者のAndroid 10系環境は条件を満たしていなかった。
  • マイナアプリに対応した別のAndroid端末を使うことで、正常にアプリが起動した。
  • 自分のマイナンバーカードで本人確認し、国保の電子申請を完了できた。

 以前は使えていた端末でも、アプリの更新や動作環境の変更によって使えなくなることがある。

 「前回は同じ端末でできた」という事実だけで、端末の故障や一時的な不具合だと決めつけない方がよい。

 再起動や再インストールを何度も試す前に、現在の公式動作環境とAndroidのバージョンを確認し、条件を満たしていなければ対応端末へ切り替えるのが最短である。

ぴっぴもんげ

2026年に東京から宮崎へ移住し、夫婦2人・フルリモート・車なしで生きてます。

住まい、家計、道具、仕事、ゲームや趣味について記録しています。

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