『博多もつ鍋 やまや』で外食のコスパの悪さをあらためて実感した

『博多もつ鍋 やまや』で1,400円で買った「明太からあげ定食」がしょぼかった

 『博多もつ鍋 やまや』では、1,400円で小ぶりな明太からあげが4つの定食が出てくる。

 しかも、「揚げたて」というわけでもない。なのでサクサクのアツアツの唐揚げではなかった。肝心の味も、別に取り立てておいしくはない。スーパーの惣菜よりは多少マシな程度という感想だった。

 その代わり配膳のスピードは早い。席についてから5分以内くらいには上記の御膳が出てきた。

 ごはん、吸い物、明太子、辛子高菜がおかわり自由というオプションは付いているものの、これで1,400円はしょぼいなと思ってしまった。

 これ以前に『博多もつ鍋 やまや』に行ったのは約3年前の北千住店だった。古い記憶なのであいまいで、唐揚げ定食を食べたこと以外にはあまり覚えていないが、この時は値段と味にさほどの不満は感じなかった。

「1,500円出せば美味いものが十分に食えるから、それ以上の金額を出す必要はない」という持論が通用しなくなっていたことを痛感した

 かねてより、「外食に1,500円も出せば十分美味いものを食べられる。なので、それ以上の値段がする店には行く必要がない」という持論を持っていた。

 実際にこの考えに至った2012年ごろでは、確かにどこの店でも1,500円を出せば十分に美味いものが食べられた。それ以上の金額を出しても1,500円の飯を食った時と味について言えば、満足度は変わらなかった。1,500円以上の飯が出る店は、雰囲気とか味に関係ないところの満足感は値段に比例して上がったとは思う。

 しかし、今回『博多もつ鍋 やまや』で飯を買ってみって、「そんなことはないんだな」と思った。

 オレ的外食値段の天井付近である1,400円を出しても大しておいしくない飯が出てきたのである。これは認識を改めざるを得ない。

自炊のレベルが上がりすぎると外食のメシが不味く感じる

 円の価値が下がったおかげで、1,400円を出してもこの程度のクオリティの飯しか食えなくなった可能性も十分にあるが、一方で、常日頃から自炊で大満足の飯を食っているから、筆者の自炊以下のレベルの店の飯を満足に食べられなくなったのかもしれない。

 レパートリーは多くないが、筆者の自炊飯はいつも飯の時間が楽しみになるレベルで美味い。

 1,400円の外食飯を不味く感じるくらいに自炊のレベルが上がってしまった故に、外食で味に満足しようと思うと、2023年現在の日本では3,000円は出さないといけないかもしれない。。

 仮に1食に3,000円も使って外食するとなると、筆者の自炊では2人前で2食(お酒付き)でご馳走を作ることができる。

 それなら尚更、外食なんてする気になれないな。

 筆者の自炊飯関連の記事は以下の通り。記事によっては材料コストも書いている。

家メシ
「家メシ」の記事一覧です。

他人がいる空間で飯を食う不便さを痛感した

 これは味と関係ないが、『博多もつ鍋 やまや』では他人がいる空間で飯を食う不便さを感じた。

 これは「店が悪い」と言うことではなく、外食店では潜在的に存在する問題である。

 他人の話し声、飯を食う音、混ざり合う飯の匂い、自分の周囲を動き回る店員を含めた人間の気配と音など、飯を食う上で不快にさせてくる要素が盛りだくさんであった。

 これを避けるには、個室がある外食店にいかなければならないが、当然そう言う店での食事はコストがかかる。

 個室にすることで同時に収容できる客数を減らしているんだから、客単価を上げなければ採算が取れない。当然のことである。

 こちらはそんなことは知ったことではないので、個室の外食店に行って余計なコストを払って食事をする気にはならない。

 食事のコストと快適さを両立するためには、やはり外食屋で食事をしていては難しい。家で自炊をしなければなるまい。まぁ全然いいけども!

外食をしなくても済むような行動スケジュールを立てて動くべし

 どうしても外出をすると、時間帯によっては食事をしなければいけなくなる。これは無計画に外出をしていては仕方のないこと。

 ならば外食をせずに済む行動スケジュールを立てればいい。

 どうしても昼夜の食事時間を跨いでしまいそうであれば、弁当などの食事を持参すればいい。

 無駄に高いコストを払って、自炊以下の味の飯を、不愉快な環境で食べる事態に陥らないように、外出する時は飯の時間を考慮した行動スケジュールを立てるようにしなければならないと強く思った。

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