顎関節症Ⅲ型の治療経過レポート(完治済み)

筆者は顎関節症Ⅲ型

 筆者は長年、顎関節症Ⅲ型の症状がある。

 普段は痛みはないが、あくびなどで口を大きく開けた時、歯を思い切り食いしばった時に、右の耳付近の顎の骨が「コリッ」と鳴る。

 右の顎付近に衝撃が加わったり、あくびなどで大きく口を開けた時に、度々1週間程度、右の耳付近の顎の骨が痛くなることがある。

 これは1週間程度すると、徐々に痛みは消えていき元に戻る。

 このようなことをおおむね12年くらい(2024年時点)繰り返している。

顎関節症の顎でキックボクシング中に耳付近にパンチをもらうと関節円板が脱落する
筆者は顎関節症歴12年目(2024年時点) III型 関節円板の異常です。関節円板とは、上あごの骨と下あごの骨の間に存在する、クッションのような役割をする組織です。III型の患者さんは関節円板の位置がずれてしまっているため、口を開けると「カクカク」「ポキポキ」といった「関節雑音」...

 本記事では2024年3月28日に久々に顎関節症で痛みが出始めたので、治癒までの記録を残そうと思う。

発症当日(2024年3月28日)

 キックボクシングのスパーリングで顔面にパンチをもらった。パンチの威力は大したことなかったが、当たりどころが悪く、右の耳付近に入ってしまった。

 当たった時に「パキッ」という音が頭に響き、それ以降は以前に顎関節症Ⅲ型が痛み出した時と同じ痛みがあった。

 さらに何となく上下の顎の噛み合わせが悪くなっていたような気がした。

 上下の歯を合わせた時に、下の歯が若干口の内側に寄っているような気がした。

 症状が出た時は、患部が「ジンジンと痛む」程度で、これは何もせずに1時間くらいで引いていった。

 この日の食事の時に、食べ物を口入れるために口を開ける時、食べ物を奥歯で噛む時に患部に激痛が走った。なのであまりに痛いのでほとんどご飯を食べられなかった。

 この症状で歯医者に行ったのは12年前なので、今なら何か症状を緩和させる技術があるかもしれない。明日歯医者に行ってこよう。

発症から2日目(2024年3月29日)

 歯科医院にて診断をしてもらった。

 触診と口の開閉状況を確認してもらった。診断の結果、以前の歯科医に言われた「関節円盤の脱落」はなさそうとのこと。(が、レントゲンで確認したわけではない。

 原因はパンチの衝撃により顎の靭帯が炎症しているか、口の開閉で関節円盤がへんな形で圧迫されるようになっているということが考えられるらしい。

 いずれにせよ、これらによる痛みは急性なので1週間程度で痛みは引く見込みらしい。確かに、過去も大体それくらいで痛みは消えていた。

 しかし、痛みはなくとも顎関節症であることには変わりなく、実際に、筆者は大きく口を開けた時、また、それを閉じる時に上下の顎の関節部分から「コリッ」という音がなる。

 これはストレッチ等で防げるので、痛みが引いたら簡単な「顎ストレッチ」をやってみることが根本解決につながる可能性があるとのこと。

 痛みの経過報告と、顎ストレッチの自主トレの成果をまた2週間後に診せにいくことになった。

発症から3日目(2024年3月30日)

 口の開きは相変わらず小さいが、右の奥歯で物を噛んだ時の痛みは減ってきた。

 下顎を左側に寄せる動きに痛みが出にくくなったので、舌で下段の歯の表面をなぞる動きをしても痛みがない。これによって食べ物が歯の外側に行ってしまっても、舌で内側に戻すことができるようになった。快適。。

 風呂上がりに痛み止め付きの湿布を患部に貼ってみることにした。貼った直後では口の可動域については変化しないが、これで靭帯の炎症が早く治ることを期待する。

発症から4日目(2024年3月31日)

 相変わらず口の開き加減は変わらず。一方で右の奥歯で物を噛んでも痛みはほぼない。

 さらに舌をある程度痛みなく自由に動かせるようになった。

発症から5日目(2024年4月1日)

 症状はあまり変わらない。口の開きは人差し指、中指、薬指の3本が入らない。入って2本と半分くらい。これ以上開けると右の顎の関節がゴリッと音がする。この音がした時は痛い。。

発症から6日目(2024年4月2日)

 相変わらず、口の開きと痛みの症状は変わらない。

 痛みに慣れてきたのか、指が3本入るくらい口を大きく開けた時の痛みが弱くなった気がする。

 とはいえ、瞬間出来な顎の痛みは慣れるが、その後に続く耳の奥のズキーンと続く痛みには慣れない。耳の中がしばらく痛くなる。

発症から7日目(2024年4月3日)

 治癒の程度を知るために、意識的に右の奥歯で物を噛むようにしている。痛みはほとんどない。

 しかし、やはりまだ口を大きく開ける動作は難しい。開けた時のゴリッという嫌な音と、その後に残る耳の奥の痛みがすごく嫌だ。。

発症から8日目(2024年4月4日)

 咀嚼しても痛みはほぼない。ただし、口を大きく開けない時間が4時間くらい続くと、口を開けたときにゴリッと音がする。

 口の空き幅は頑張ると指3本を入れることができる。ただし開けた後は関節部分がやや痛い。

 咀嚼の強度は、「あたりめ」をたくさん噛んでも大丈夫なレベルに回復している。

 この状態ならほとんど普段通りの食生活ができる。

発症から11日目(2024年4月7日)

 口の開け閉めと咀嚼については、ほとんど元通りになっている。

 一方で、口を全開に開けたときに右の耳付近の顎の関節部分から「軟骨が擦れるような鈍く低いゴリゴリ音」が響く。おそらく音としてはそんなに大きな音ではないものの、耳付近からなるのですごくうるさい。

 これを聞きたくないがためにあんまり口を大きく開けないようにしている。が、こんなことをしてたら顎を動かす筋肉が弱りそうで怖い。

 今週末に次回の通院があるので、このときに「この音とどう付き合えばいいか」、「そもそもこんな音がしていて大丈夫なのか?」ということを確認しておこうと思う。

発症から16日目(2024年4月12日)

 口は元の大きさまで開けられるようになったし、咀嚼をしても痛みは全然ない。これは完治したと言っていい。

 歯医者に行ったが、これで問題ないとのこと。ただし、今回はおそらくパンチをもらったことで靭帯を痛めた可能性があるが、これは普段口を開けないと固くなっていたために、衝撃に弱くなっていた可能性があるとのこと。

 そこで気づいた時に何回か口を大きく開けるストレッチをしたほうがいいとのこと。

 確かに筆者はほとんど一人でいるし、人と話す時も大きな口を開けて喋ったりはしないし、あんまり笑ったりしないので顔の筋肉をほとんど使わない。これじゃ顎付近の靭帯はいつも同じ形のままでいるので固くなるのか。。

 表情豊かに生活するのは難しそうなので、ストレッチを意識してやろうと思った。

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