『eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)』について学ぶ:構成銘柄編

『eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)』は3つの指数に連動している

出典:2023年4月25日版『運用報告書(全体版)』より

 『eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)』は、元を辿ると『MSCI ジャパン・インデックス』、『MSCIコクサイ・ インデックス』、『MSCIエマージング・マーケット・インデックス』の3つの指数に資金を振り分けている。

出典:2017年2月版『MSCI指数ハンドブック』より

 『eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)』のベンチマークは、『MSCI ACWI』だが、これは『MSCI World』+『MSCIエマージング・マーケット・インデックス』である。そんでもって、『MSCI World』は『MSCI ジャパン・インデックス』+『MSCIコクサイ・ インデックス』である。ややこしい。

 わかりやすく書くとこんな感じ。

 『MSCI ACWI』=『MSCI World』+『MSCIエマージング・マーケット・インデックス』

 『MSCI World』=『MSCI ジャパン・インデックス』+『MSCIコクサイ・ インデックス』

 それぞれの指数の内容は以下の通り。

『MSCI ジャパン・インデックス』とは

MSCI JAPAN 指数
MSCI ジャパン指数は、日本に上場する大・中型株を対象にしたインデックスです。現在237銘柄が採用されており、日本株市場の約85%をカバーしています。(J-REITs 7銘柄含む)

出典:2017年2月版『MSCI指数ハンドブック』より

 日本株市場の約85%をカバーしていると言うことらしい。

MSCI JAPAN 指数ファクトシートより

 2024年3月時点の構成銘柄とセクター割合は上記の通り。この時点では218銘柄で構成されている模様。

『MSCIコクサイ・ インデックス』とは

MSCI コクサイ指数
MSCI コクサイ指数は、日本を除く先進国22カ国に上場する大・中型株を対象にしたインデックスです。現在1,272銘柄が採用されており、市場の約85%をカバーしています。

*MSCI コクサイ指数(国内投信用 円建て)においては、米ドルベースで計算
された前日の指数終値を日本時間午前10時のスポット為替レートを使って円
ベースで計算しています

出典:2017年2月版『MSCI指数ハンドブック』より

 こちらも85%をカバーしているらしい。ちなみに、筆者の起業型確定拠出年金はこの指数一本で運用されている。

MSCI コクサイ指数ファクトシートより

『MSCIエマージング・マーケット・インデックス』とは

MSCI エマージング・マーケッツ (EM)指数
MSCI エマージング・マーケッツ(EM)指数は、新興国に上場する大・中型株を対象にしたインデックスです。現在1,379銘柄が採用されており、市場の約85%をカバーしています。

出典:2017年2月版『MSCI指数ハンドブック』より

MSCIエマージング・マーケット・インデックスファクトシートより

『eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)』の3つの指数の内訳

出典:eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)『最新の月報』より

出典:eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)『最新の月報』より

 上記を見るに、各指数の組入比率は以下の通り。

  • 『MSCI ジャパン・インデックス』:5.6%
  • 『MSCIコクサイ・ インデックス』:84.3%
  • 『MSCIエマージング・マーケット・インデックス』:10.0%

 ここまでの情報を揃えれば、各指数の上位10銘柄だったり、各国や各セクターの株式の保有比率が概算できそう。

 とはいえ、結局のところ、それは面倒臭いし、労力を考えるとやる意味も薄いから、気になったら上記の月報を読めばいいかもしれない。。

今回の学びまとめ

  1. MSCIの各指数の現在の中身の詳細は「ファクトシート」というドキュメントに書いてある。
  2. 頑張れば『オルカン』の構成銘柄を各指数の「ファクトシート」から概算することはできる。
  3. 結局のところ、上記の仕組みを把握したら『オルカン』の『最新の月報』を見ればいい。

 色々調べて、結局は元に戻ってきたイメージ。

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