仕事を1本に依存しないための収入ポートフォリオ戦略

この記事の目的

 この記事は、仕事を1本に依存しないための収入戦略を整理するための記事である。

 働き方はいろいろあるが、収入も資産運用と同じでどれか1つの収入源に生活を完全に預けると、その仕事がなくなったときに生活が不安定になる。

 特に2026年の筆者の収入は、フリーランス(業務委託)で1つの案件によって支えられている。

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 これではまずいので、この記事では自分の現在の状況を前提にしつつ、複数の小さな仕事を組み合わせて生活を守るための収入ポートフォリオを設計する。

前提

 まず、現在の自分の前提を整理する。

項目 内容
現在の主収入 業務委託で月25万円
最大リスク 契約終了・減額・発注停止
生活拠点 宮崎市
生活条件 共働き夫婦2人・フルリモート・車なし生活・生活費は月平均13万円
基本方針 1本の仕事に依存しない

 2026年6月17日時点では、業務委託で月25万円ほどの収入がある。

 ただし、業務委託である以上、この収入がずっと続くとは限らない。契約が終わる可能性もあるし、発注量が減る可能性もある。

 そのため、今の収入を前提に生活を膨らませるのではなく、その仕事が消えても生活が壊れない構造を作っておきたい。

必要な金額

 最初に確認するべきなのは、「いくら稼ぎたいか」ではなく、いくらあれば生活が成立するかである。

ライン 月額 意味
最低ライン 10万円 生活を維持する最低額
標準ライン 15万円 無理なく生活できる水準
上限ライン 20万円 十分に安心できる水準
2026年の家計簿と振り返り
前提 2026年の家計簿の前提は以下の通り。 夫婦共働き(DINKS) 2026年5月に東京から宮崎市へ移住 家計簿は「世帯全体」ではなく、主に筆者側の支出記録としてまとめている 家賃、光熱費、家具家電など、夫婦で使うものは折半または按分している2026年の家計簿 年月合計固定費変動費...

 2026年の5~6月は東京から宮崎市に移住したばかりで、その初期費用で支出が膨らんでいる。

 しかし、将来的な固定費は上限61,832円となる予定である。

 収入のポートフォリオを設計する際に意識するのは、「月25万円を再現すること」ではなく、「月10万〜20万円で生活が壊れない構造」を作ること。

 筆者に必要なのは、高収入の仕事を1本持つことではなく、小さな収入源を複数持つことである。

目標ポートフォリオ

 目標は、仕事を以下の3つに分けること。

区分 目標額 上限 役割
メイン仕事 10〜15万円 15万円 今持ってるITスキルを使って稼ぐ生活の土台
サブ仕事 2〜5万円 5万円 地域との接続と生活に使えるスキルの習得
長期枠 0〜3万円 3万円 今やってる趣味や発信の将来収入
合計 10〜20万円 20万円 生活維持と余裕

 メインはデジタル仕事である。

 筆者はwebエンジニアを7年程度やっており、この経験を生かして仕事をする方が現状は効率がいい。

 ただし、1本で月20万円以上を狙うのではなく、月5万円前後の仕事を2本、できれば3本持つことを目指す。

 サブとして、宮崎市内のリアル系アルバイトも検討する。

 これは単なるお金目的ではなく、友達作りなど地域との接続や、調理・衛生管理・家電修理・DIY技術のような物理スキルを身につけるためである。

現在と目標の違い

現在:
業務委託 25万円
 └ 1本依存

目標:
デジタル仕事 10〜15万円
リアル仕事   2〜5万円
趣味・発信   0〜3万円
 └ 複数収入

 現在の収入は大きいが、1本依存である。

 目標の収入は現在より小さくても構わないので、その代わり、複数の仕事に分けることで、1つが消えたときのダメージを小さくする。

メイン仕事:デジタル系

目的

月10〜15万円を安定して作る。

狙う仕事

分野 内容
Rails / Vue 保守、改修、バグ修正、管理画面対応
GAS スプレッドシート自動化、業務効率化
WordPress 修正、保守、運用補助
業務改善 小規模ツール開発、運用整理
AI活用補助 業務フロー整理、導入補助

基本方針

方針 内容
狙う単位 月5万円前後の小口案件
目標本数 2本、できれば3本
避ける案件 常時対応、責任過多、稼働不明
優先条件 フルリモート、稼働時間が読める

 筆者の場合、エンジニア経験があるため、メイン収入はデジタル仕事で作るのが現実的である。

 ただし、重い開発案件を1本取るのではなく、保守・改修・業務改善・自動化のような、小口化しやすい仕事を狙う。

 特に、GASやスプレッドシート自動化、WordPressの修正、社内ツールの改修などは、月5万円単位の仕事にしやすいと考えている。

サブ仕事:リアル系

目的

お金よりも、地域接続と物理スキルの習得。

候補

候補 得られるもの
飲食の調理補助 自炊力、段取り、衛生管理、食材管理
惣菜・弁当 大量調理、衛生管理、現場感覚
家電修理 物理スキル、接客、地域需要
家電サポート 製品知識、接客、現場対応力

上限

項目 基準
稼働 週1〜2回で1回あたり3~5時間くらい
月収 2〜5万円
上限 月5万円まで

 リアル系の仕事は、主収入にはしない。

 目的は、宮崎市での地域接続と、デジタル仕事では得にくい物理スキルの習得である。

 特に飲食は、自炊力を上げるためにも相性が良いと考えている。

 包丁の使い方、仕込み、火入れ、段取り、洗い物、衛生管理、食材管理。これらは仕事を辞めても生活に残るスキルである。

 また、AIの影響を受けやすいデジタル仕事に寄りすぎないためにも、身体を使う仕事や、地域に根ざした仕事を少し持っておく意味はある。

長期枠:趣味・発信

 現在趣味でやっている、ボクシング、サーフィン、ブログを長期的には以下の方向性で「サブ仕事」に育てたいと思っている。

分野 現在の役割 将来の可能性
ボクシング 運動・習慣・地域接続 ジム補助、受付、清掃、練習パートナー、初心者向け発信
サーフィン 趣味・地域接続 体験記、道具レビュー、地域情報
ブログ 記録・信用資産 相談、レビュー、仕事導線

方針

項目 内容
期間 向こう3年以内に収入化する
目標 月1〜3万円
優先 収益化より継続
注意 すぐに仕事化しない

 ボクシングやサーフィンも、将来的には小さな仕事につながる可能性がある。

 ただし、ここを急ぐつもりはない。

 まずは生活習慣として、以下のように続けること。

分野 頻度・行動 当面の目的
ボクシング 週2〜4回通う。対人練習を積極的に行う。スパーリング大会や試合があれば参加する。 競技経験を積む。身体能力を維持する。ジム内での接点を増やす。
サーフィン 週1〜3回行う。まずはサーフィンのいろはを学ぶ。 基礎技術を身につける。宮崎の海に慣れる。ローカルな情報を蓄積する。
ブログ 宮崎生活を中心に、自分が持っている一次情報をなるべくすべて発信する。 生活実験の記録を残す。信用資産を作る。後から見返せる情報を蓄積する。

 向こう3年で経験を積み、発信し、地域との接点を作ること。

 その結果として、月1万〜3万円くらいの副収入につながれば十分である。

仕事選びの判断ルール

 収入源を分散するときに重要なのは、何でも受けないことだ。

 仕事を増やすほど、連絡・納期・責任範囲も増える。だからこそ、事前に判断ルールを決めておく。

観点 採用する 避ける
収入 月5万円単位で積める 1本依存になる
稼働 時間が読める 常時対応が必要
場所 フルリモート or 宮崎市内 移動負荷が高い
スキル 次に残る その場限り
生活 リズムを守れる 生活を壊す
将来性 接点・信用・技術が残る お金以外が残らない

受けない仕事

 以下に当てはまる仕事は、基本的に避ける。

避ける仕事 理由
月額に対して稼働が重すぎる 生活が仕事に寄りすぎる
常時連絡待機が必要 自由度が落ちる
責任範囲が曖昧 小口案件ほど危険
生活リズムを崩す 運動・自炊・睡眠が壊れる
スキルが残らない 長期的な意味が薄い

 特に危ないのは、月5万円の小口案件なのに、実態として月50時間以上かかるような仕事である。

 収入源を分散する目的は、生活を安定させることだ。

 小さな仕事を増やした結果、生活が仕事に支配されるなら本末転倒である。

この戦略のメリット

メリット 内容
依存分散 1本切れても即終了しない(収入が15万円あれば生活は回る
低リスク 月25万円を再現しなくていい
柔軟性 仕事配分を変えやすい
AI対策 デジタルに依存しない物理スキルと人脈を持てる
地域接続 宮崎での人間関係が増える
生活向上 飲食などのサブ仕事は自炊力など、「生活の質」に直結する

この戦略の弱点

弱点 内容 対策
デジタル収入が前提 月10〜15万円を取れないと弱い 案件巡回を仕組み化する
複数仕事の管理が面倒 連絡・納期・責任が増える 小口かつ稼働明確な案件に絞る
リアル仕事で消耗する 体力を削る可能性がある 月5万円を上限にする
趣味収益化は遅い すぐ収入にならない 3年単位で考える

 この戦略は、何もしなくても成立するものではない。

 特に、デジタル仕事で月10万〜15万円を作れないと、全体の安定性は弱くなる。

 そのため、次にやるべきことは、リモート案件をなんとなく探すことではなく、案件を定期的に眺める仕組みを作ることである。

現時点の最適解

最優先:
デジタル仕事で月10〜15万円を作る

次点:
宮崎市内のリアル仕事で月2〜5万円を作る

長期:
趣味・ブログを月1〜3万円の小さな仕事に育てる

目標モデル

最低モデル

収入源 月額
デジタル仕事 10万円
リアル仕事 0万円
趣味・発信 0万円
合計 10万円

標準モデル

収入源 月額
デジタル仕事 12万円
リアル仕事 3万円
趣味・発信 0万円
合計 15万円

理想モデル

収入源 月額
デジタル仕事 15万円
リアル仕事 5万円
趣味・発信 0〜3万円
合計 20万円前後

次にやること

優先度 やること 目的
リモート案件を眺める仕組みを作る 月5万円案件の発見
案件管理シートを作る 応募・比較・判断の整理
宮崎市内のバイト候補を調べる 地域接続と物理スキル
飲食・PC系バイトを比較する 学べる仕事を選ぶ
ボクシング・サーフィンの仕事化を考える 3年後の選択肢作り

まとめ

 この戦略の目的は、もっと稼ぐことではない

 目的は、仕事を1本に依存せず、収入が減っても生活が壊れない状態を作ることである。

 基本形は以下である。

メイン:デジタル仕事で月10〜15万円
サブ:リアル仕事で月2〜5万円
長期:趣味・発信を月1〜3万円の小収入に育てる

合計:月10〜20万円

 大事な考え方は、収入を増やすことよりも、収入源を分けること。

 1つの仕事に生活を預けすぎず、また、デジタル仕事だけでなく、地域や身体性のある仕事も少し持つこと。

 この方針で、業務委託が消えても暮らせる収入構造を作っていく。

ぴっぴもんげ

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