お金を出せば出すほど要望通りの髪型になるわけじゃない
筆者は東京、横浜、埼玉の美容室に25年近く通った。
通ってきた美容室はおおむね、カットの値段は3,000円〜8,000円くらいのよくある価格帯だった。
カットの価格に差があるということは、値段が高いほどスタイリストの技術が高いということかと思っていたが、全然そんなことはなかった。
3,000円で要望通りの髪型になることもあれば、8,000円出したのにサンプルの写真と似ても似つかない形にされたこともあった。
つまり、カットの値段はこちらが要望した髪型にするためのものではないのである。
美容室の「カット」の料金にはいらないものがいっぱい入ってる
美容室のメニューにある「カット」の料金は髪を切るスタイリストに払うお金だけでできているわけじゃない。
店の家賃、人件費などのお店を運営するためのお金も乗っかる。
さらに、店の内装と外装、店内の雰囲気作りの小物などを揃えるためのお金も乗っかる。
本当はカットで8,000円とってる店も、カットの技術料だけなら1,500円くらいで、上記のような諸経費を盛り込んでいった結果、8,000円になったのかもしれない。
(というか経験から言うと、東京の高額な店になればなるほど、事前に提出するサンプル画像やコメントを見てなかったりする)
カット1,500円の店で十分だった
埼玉でカット1,500円の店に行くようになって、「髪を切るのに1,500円も出せば十分だった」と分かった。
確かに、その店はメジャーな駅のエリアにないし、駅からも少し離れている。
店の内装も外装も絶対「おしゃれ」とは言えないし、店内には小物等はほぼ存在しないシンプル設計である。
でも、それで十分なのである。
こっちは髪を切りに来ているのである。要望通りの髪型ができればそれでいい。
しかも、カット1,500円の店のスタイリストのは技術不足である、ということは全くなく、ちゃんと毎回、要望通りの髪型に仕上げてくれている。
ここ1年間カットは1,500円しか出してないが満足度はむしろ高い
要望通りの髪型に仕上げてくれるのだから、カットの技術に文句はない。
さらに店の立地や「雰囲気」といういらない要素がないことで、余計な出費をしなくて済んでいるのが本当に気持ちがいい。
欲しいモノだけを無駄なく買えば、余計な出費をなくすことができる。しかも満足感も下がらない。
こういうことの積み重ねが、「お金に不自由しない生活基盤」を作ることにつながるんだと思った。
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