約9年間で9つのジムに通ってきた
筆者は約9年間(2024年時点)、格闘技をやっている。
キックボクシングに始まり、ボクシング、ムエタイ、柔術、総合格闘技をやってきた。
いろんな格闘技をやるために、この9年間で9つのジムに通ってきた。格闘技のジムの良し悪しを比較するには十分な経験だと思っている。
そんな筆者が、ジム9つ目にして『トイカツ道場』に通うようになり、ここの素晴らしさに感動したのでその理由をまとめる。
コスト面で『トイカツ道場』は非の打ち所がない
通い放題なのに月謝が8,800円である
多くの格闘技ジムの月謝の相場は、一般の男性会員の場合、おおむね10,000円である。高いところで15,000円くらいである。
しかし、『トイカツ道場』は8,800円(2024年時点での税抜価格)である。これは安い。
しかも、月謝が安いジムにありがちな、「機能が制限された価格設定」ではない。ちゃんとトレーナーはいるし、毎日営業しているし、基本的なジム設備は揃っている。
ジムが清潔
格闘技ジムは「臭くて汚いもの」というのが一般的だが、『トイカツ道場』のジムはどこも清潔である。
これは単純に「建物が新しいから」ということではなく、きちんと清掃がなされているからである。これは本当に素晴らしい。
しかも、全店舗かどうかはわからないが、『トイカツ道場』のトイレは「温水シャワーつき便座」が付いている。筆者はこれがついているジムは『トイカツ道場』の他には2つしか通ったことがない。『トイカツ道場』はそれくらいレアなジムである。
道具は全てレンタルできる
練習に必要な道具を全てレンタルできるジムは意外と少ない。
軍手やパンチグローブはほとんどのジムが持参してくることを前提としているし、中にはスパーリング用のレガースや16ozグローブまで自分用を購入して持ってくることを求めてくるジムもある。
『トイカツ道場』は練習着以外は練習に必要な道具を全て無料でレンタルすることができる。(練習着は有料でレンタル可)
しかも、レンタル品にも清掃が行き届いているので、「貸してくれるけど、臭くて使いたくない」ということにはならない。なので、「自分用が欲しい」と思った時以外は特別に道具を買う必要がない。
さらに練習道具をレンタルできるということは、ジムに行く際にあれこれ荷物を持っていく必要がないことを意味する。格闘技はスパーリング用の道具を全て詰め込んだ場合、荷物がだいぶ大きくなるので、その用意も面倒くさいし、大きい荷物を持って移動するのも大変である。こういう道具に煩わされることが一切ないのも『トイカツ道場』の魅力だと思う。
基本的なジム設備は全て揃っている
月謝が安いジムだとサンドバッグすらないジムもある。しかし、『トイカツ道場』のジムは必要な設備はちゃんと揃っている。
営業時間が長いのでスケジュールを合わせやすい
『トイカツ道場』は基本的は平日は7:10~23:00までやっている。
多くのジムは17:00~22:00くらいが営業時間だったりするが、『トイカツ道場』の営業時間はだいぶ長い。
しかも、「朝の時間帯はとりあえずジムを開けてるだけでフリー練習しかできない」という状態ではなく、ちゃんとトレーナーが常駐していて、クラスも開催している。こんなジムは『トイカツ道場』以外に見たことがない。
系列店には自由に無料で出稽古できる
さらに『トイカツ道場』は、系列店への出稽古が自由にできるのも特徴である。
そもそも「系列店があるジム」というのが格闘技のジムでは珍しい存在なのだが、『トイカツ道場』は都内を中心に数多くの店舗がある。
時間さえ許せば、打撃でも寝技でも好きなクラスを開催している『トイカツ道場』に出向いて学ぶことができる。
さらに「道具レンタル無料」のシステムと相まって、ちょっとよった出先に『トイカツ道場』があれば身一つで練習に参加することができるので、本当に素晴らしい。
『トイカツ道場』内の大会が頻繁に開催されるし参加費も安い
アマチュアの格闘技大会は大体10.000円以上の参加費がかかることが多い。
しかし、『トイカツ道場』はジム内で『トイカツファイト』なる大会を開催してくれている。
開催頻度も多く、参加費もたったの3,000円なので気軽に参加できるのが嬉しい。
『トイカツ道場』のちょっと残念なところ
正直、『トイカツ道場』のサービスは格闘技ジム界隈では群を抜いて素晴らしいので、特に文句のつけようがないが、強いていいうなら以下の点を残念に思った。
本格的なリングがない
『トイカツ道場』には試合で使うような本格的なサイズとスペックのリングはない。
とはいえ、これがあるジムがほとんどないので、『トイカツ道場』特有の残念な点として挙げるには酷な気がする。
一応、練習用マットフロアにリングポストを立てただけのリングはあるが、フロアが練習用マットなので、弾力が弱く、倒れると非常に痛い。
それもあってか、『トイカツ道場』でのスパーリングはキャッチやスイープはなし、ということになっている。とはいえ、立ち技は意図せずに転ぶことも多いので、フロアにクッション性のあるリングじゃないと不安はある。
ジムがやや狭い場所が多く満足にスパーリングができない場合がある
『トイカツ道場』の店舗はその全てが広い店舗というわけではない。
スパーリングをやるにはやや狭い店舗もある。
こういう店舗では時間帯によってはスパーリング等の実践練習はできないかもしれないし、サンドバッグなどの設備の使用待ちも発生するかもしれない。
まぁ筆者はこういう状況になったことはほとんどないが。
実績のあるプロ選手やトレーナーが指導してくるとは限らない
『トイカツ道場』のトレーナーの全てが実績のあるプロ選手だったり、トレーナーであるとは限らない。
なので、「強いプロ選手から技を学びたい!」という格闘技ガチ勢には物足りない店舗もあるかもしれない。
そういう人は憧れの選手が所属していたり、経営していたりするジムを検討した方がいいかもしれない。
近所に『トイカツ道場』があるなら迷わず行くべし
上記のように『トイカツ道場』には、他の格闘技ジムには無い「信じられないメリット」があるので、『トイカツ道場』が近所にあって格闘技をやりたい場合は迷わず通った方がいいと思う。
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