『SEKIRO:SHADOWS DIE TWICE』私的ボスランキング

5周プレイしてトロコンを達成した筆者がボス戦を振り返る

 このゲームを5周プレイしてトロコンしたことを根拠に、「動画を見ただけのエアプ勢」が書いているクソ記事ではないことを宣言したい。

類稀な強者ランキング

 「類稀な強者」の強さランキングは以下の通り。

 ちなみにイベント戦のような毛色の「見る猿、聞く猿、言う猿、」と「桜竜」はランキングに含めない。

 これらは決まった手順で臨めば誰でも簡単に攻略可能なボスなので、攻略にプレイヤースキルがあまり関係しない。これらのボスには強さも何もないので、このランキングには含めないことにした。

 さらに、ぶっちゃけこのランキングの4位以降は難しいわけではない。なので、tips等も4位以降はざっくりしか書かない。

1位:巴流 葦名弦一郎+剣聖 葦名一心

 「巴流 葦名弦一郎」と「剣聖 葦名一心」の連戦で、休憩なしに合計で4ゲージを削り切らないといけない強敵。さすがはラスボス。

難所

巴流 葦名弦一郎

  • ラスボスの第一形態的なボスだが、油断していると普通にやられる。
  • このボスは「ただ倒せばいい」のではなく、ほぼ無傷で倒さなければ、連戦する「剣聖 葦名一心」戦で苦戦することになるので、「傷薬ひょうたん」2個以内の被弾で仕留めたい。
  • 蓮撃後に突きか下段を振ってくるが、フィールドの草が邪魔でモーションが見えづらく、見切りが難しい。
  • 相手の「不死斬り」攻撃は絶好の攻撃チャンスだが、初見のモーションなので下がって回避する場合は間合いを見切らないと普通に食らう。
  • 相変わらず中距離で回復アイテムを使うと突きで咎めてくるので、雑に立ち回るとアイテムを無駄にしがち。

剣聖 葦名一心

  • 体力が3ゲージもあるので硬い。
  • 攻撃のスカりを狙いにくいので「弾き」をうまく使わないと長期戦になり、こちらに不利。
  • ガード貫通の広範囲技があるので、「弾き」に集中することができない。 
  • 蓮撃が多く、「弾き」を使ってもこちらの体幹が大きく削られるので、攻撃を喰らいがち。
  • フィールドの草が邪魔で相手のモーションが見えづらい。
  • 不意に飛んでくる雷攻撃はチャンスだが、対応をミスると大ダメージをもらう。

攻略tips

巴流 葦名弦一郎

  • 「一文字・二連」を当ててもガードさせても足を止めてくれるので、体幹を安定して削れる。(インチキスーパーアーマーで反撃してくることはない)
  • 中距離以上に距離を離すと、「飛びかかる突き」を頻繁に出してくるので、見切りで体幹を削りやすい。
  • 不死斬りのモーションが見えたら「一文字・二連」を打てば、確実に怯んで攻撃を中断させられるので安全。

剣聖 葦名一心

  • 合計3ゲージを削る長期戦になるので、「ちくちく戦法」は集中力が切れがちでしんどい。しっかり「弾き」で相手の体幹にダメージを与えられるようにしたい。
  • 相手の体力を3割くらい削った時点から体幹ゲージの回復が著しく遅くなるので、なるべく体幹キルを狙いたい。 第一形態はとにかく刀での攻撃を弾くようにする。下段と突きを振ってくるが、リーチは短いのでバックジャンプで避けられる。
  • 第二形態以降は槍と刀の蓮撃を弾いて、最後の突きを見切りでかわすと体幹に大ダメージを入れられるのでこのチャンスを逃さないようにする。
  • 雷攻撃はミスると大ダメージをもらうので、自信がなければバックジャンプで逃げる。

感想

 さすがラスボス、ぶっちぎりの難易度でした。

 初見攻略時には30回以上やられた気がする。

 合計4ゲージを削り切らないといけないし、これといった特効武器があるわけでもないので、純粋にプレイヤーの操作スキルが求められる戦いになる。

2位:怨嗟の鬼

 「強い」というより「理不尽な負け方」をするので苦戦するボス。

 まぁでも体力が3ゲージもあるので普通に強い。

難所

  • 体力が3ゲージと多い。
  • 敵が大きくて近距離では画面に収まらず、攻撃の予備動作が見えず、敵との距離感が掴みづらいのが1番の難所。
  • 左腕が常に炎でメラメラしており、どの部分でこちらにヒットするかが分かりづらく、弾きのタイミングが掴みにくい。
  • 炎攻撃は通常のガードではかなり痛い削りダメージが入るので、回避が必須。だが、避けるのも難しい。
  • 攻撃を弾き合う戦いではないので、純粋に攻撃を当て続けないとダメージが取れない。

攻略tips

  • 中距離では敵の攻撃だけが届くのでなるべくこの距離に止まらない。
  • 基本的には近距離での「腕と脚の4蓮撃」を避けた後に2〜3発攻撃するのが主なダメージソース。
  • 「腕と脚の4蓮撃」と似たようなモーションで「踏みつけ2蓮撃」もあるので注意。
  • 近距離での各種蓮撃をガードするのが難しい場合は「朱雀の紅蓮傘」で防いで「斬り払い」まで当てると安全にダメージが取れる。
  • 近距離で「大ジャンプからのスラム」攻撃はガード不能だが、攻撃後に鉤縄で距離を詰められるので「朱雀の紅蓮傘」を使わなくても攻撃のチャンスにできる。

感想

 「えー、その攻撃見えないわー。」みたいな感想で負けることが多かった。

 どちらかというと「モンハン」をやっているような感覚。おそらくこいつもラスボスと同じく、30回くらいやられたと思う。

 もしどうしても難しかったら、「裏技を使った落下キル」もあるので、腕前が追いつかない場合は使っても良さげ。筆者は2周目で使用したが、かなり簡単にできた。

 2023年7月時点でも上記は使用可能。

3位:義父

 本気モードの「梟」。本気を出すと下段をたくさん振ってくるようになるらしい。そしてこれがかなりいやらしい。

難所

  • とにかく攻撃のチャンスが少ない。
  • 攻撃に蓮撃が多く、弾いてもこちらの体幹がガッツリ削られて大ダメージを受けがち。
  • 相手の「体幹の耐久力」は高めなので、攻撃を弾いているだけではなかなか体幹ダメージを溜められない。
  • 「フクロウ飛ばし」など、こちらが攻撃できない時間が長いので「正確な弾き」と「攻撃の手数を出す」ことをしないと早期の体幹キルは狙えない。

攻略tips

  • 「爆竹からの斬り払い」を右斜め前ステップで避けてから「不死斬り」が安定する。
  • 見合いから「右斜めにふらっと歩いたら下段」、「蓮撃からの下段」と、とにかく下段攻撃が多いので、バックジャンプで回避する準備をしておく。
  • 「下段斬り払い」をバックジャンプで避けると不死斬りがちょうど当たる距離に、攻撃の後隙で「義父」が転がってくるのでここに「不死斬り」が2発入るので、これを狙っていく。
  • 「手裏剣2発からの兜割」の後は「不死斬り」のフルヒットが確定する。
  • こちらが体幹や体力を回復させたい場合は、距離を取るのに加えて、「義父」との間に柱を入れると安全に回復ができる。

感想

 下段が避けられれば安定して倒せるが、これが意外と難しい。

 どのタイミングで下段が飛んでくるかをきちんと把握しないと避けられないので、何度も戦って下段が来るタイミングだけは覚えておかないといけない。

4位:葦名一心

 「剣聖 葦名一心」と違って、槍も雷も不死斬りも使ってこない優しいモードの一心。

 炎がインチキくさいけど、仕組みがわかれば回避は簡単だし、無理そうなら「朱雀の紅蓮傘」で防げば大丈夫。

5位:大忍び 梟

 「手裏剣2発からの兜割」の後隙を狙って「不死斬り」を入れるだけの簡単なボス。

 煙玉を出された時はロックオンが外れるので、初見では焦ったが、「梟」はその場にいるので落ち着いて再度ロックオンすれば問題なかった。

 まともに相手の攻撃全てに対応しようとすると、蓮撃をガードさせられるシーンが多くなるので、こちらの体幹が持たずにダメージをもらう。

 なので「手裏剣2発からの兜割」だけを狙う戦法が結局一番安全に戦える。

6位:葦名弦一郎

 序盤で戦うので苦戦する敵。

 特に第二形態の「巴流」は対処が初めての雷攻撃を打ってくるので、初見では対応が難しい。

 ただし、こちらの体幹ゲージが少ない序盤に「一文字・二連」が習得できていれば楽に攻略できる。「葦名弦一郎」は「一文字・二連」を打つと必ずガードかヒットをしてくれるので、どちらにせよ、こちらは大きく体幹ゲージを回復することができる。

 体幹ゲージに余裕があれば、とりあえずで攻撃を出して弾かれても問題ないので、「ガン攻め」のような状況に持っていくことができる。「ガン攻め」すれば相手の体幹を徐々に削ることができるし、ガードさせていれば攻撃してくる頻度も減るので、安全に倒せる。

7位:鬼形部

 序盤に戦うから強い敵。

 馬上から振り下ろす槍は、こちらにヒットする切っ先付近の部分が見えづらく、弾きがやりづらい。

 さらにこちらの攻撃に対して、「当たれば怯む」ということはないので、「どこまで攻撃していいのか」がわからないし、攻撃の後隙に反撃を入れても怯まずに行動し、こちらがダメージを負うこともある。

 こいつは人間だが、「葦名弦一郎」のような人型タイプのボスというよりは、「火牛」や「獅子猿」なんかの動物系のボスに近いタイプな気がする。

8位:まぼろしお蝶

 序盤に正攻法で倒すと結構大変なボス。

 「右に歩きながら一定のリズムで1発だけ攻撃を出す」というハメ技(?)を使えば難なく倒せる。

 普通に戦っても下段だけ意識すれば後は弾きかガードで攻撃に対応ができるので楽。

 「幻攻撃」は柱で防ぐか、幻を手裏剣で倒してもいい。ある程度なら幻を無視してボスに攻撃を仕掛けても問題ない。(幻が弾幕になるシーンだけは回避対応が必要)

 ちなみにボス戦前にもらえる「種鳴らし」は全ての幻を一気に消し去ってくれる便利アイテムではなく、一定範囲内の幻にのみ有効なので、広範囲に幻を出してくるこのボス戦では正直使う必要はない。

9位:破戒僧(幻影)

 中ボスみたいなノリでいきなり出てくるやつ。体力ゲージが1ゲージしかないのが救い。

 「爆竹」、「握り灰」、「種鳴らし」で怯むので、これらを最大個数まで使用すればほぼ一方的に殴れる。(「神ふぶき」や「阿攻の飴」をつけて火力を上げておくとより確実に倒せる)

 正攻法で挑むと、こちらの攻撃にはほぼ怯まない敵なので、攻撃の後隙に1〜2発殴って離れるムーヴを繰り返すことになる。なので体力が1ゲージなのに長期戦になりがち。

10位:柔剣 エマ

 攻撃パターンが少なく、且つ、リーチが短い、そして体力も1ゲージなので本当に弱い。

 中距離を維持して戦うと、「三連切り」と「居合斬り」を頻繁に使ってくるのでここを狙う。

 刀を使った攻撃のほとんどは「左斜め前ステップ回避」が有効。

11位:首無し獅子猿

 「首無し獅子猿」自体は直近で戦ったやつと同じモノ。なので攻撃方法は同じ。

 剣を使って攻撃してくるので弾きで体幹ダメージを稼げるのがいい。

 厄介なのは2ゲージ目に大猿を召喚してくること。この大猿には「爆竹」を連射して体幹ゲージを削ってやればすぐに始末できるので、「首無し獅子猿」が咆哮した時に合わせて素早く始末したい。

12位:獅子猿

 正直、首がついている状態の方が攻撃チャンスが少なくて厄介だが、体力ゲージを1つ削り切れば攻略が簡単な「首無し獅子猿」になるので、そこからは簡単に倒せる。

13位:宮の破戒僧

 1ゲージ目は「月隠の飴」を使って気づかれることなく、鉤縄で移動できる木に登れれば「忍殺」できる。

 2ゲージ目は適当に木の上に登れば「忍殺」できる。

 3ゲージ目は画像の場所で「不死斬り」を連射すれば勝てる。

 実質1ゲージだし、その1ゲージもハメ倒せる地形が用意されているので本当に楽に倒せる。

中ボスランキングTOP5

1位:首無し(陸上)

 ジャンプとダッシュが禁止の上、「神ふぶき」を使わないとダメージが与えられない。さらに、攻撃を受けてもガードしても「怖気ゲージ」が溜まる。

 操作が不自由になる上に、倒すためにアイテムが必要、さらに体力とは別に「怖気デス」の危険もある厄介な敵。

 「姿を消す」=>「後ろから現れて尻子玉を抜く攻撃」をやられるとほぼ瀕死になる。これに対して振り向いて「首無し」と向き合うという対処法を知らないと一方的にやられる。

 このボスは怨霊属性なので、各種「瑠璃系」の忍具でもダメージを与えられるが、特段特攻というわけではないので、「神ふぶき」をつけて斬るのと効率は変わらない。

2位:火牛・宮の桜牛

 おおむね「突進」と「ツノぶん回し」しかしないボス。これはもうほとんど「モンハン」である。

 火がついたツノ攻撃はガードを貫通してダメージを与えてくるので、「弾き勝負」にはならない。

 「突進」を誘って後隙に1〜2発殴るを繰り返すと安定して倒せる。

 あと「爆竹」が効くのでこれで隙を作ってたくさん殴ると早く倒せる。

3位:甲冑武者

 体力は1ゲージだが、特定条件を満たして倒さないと勝てないちょっと面倒臭い中ボス。

 壁をたくさん壊させると落下キルの条件を満たしやすいが、一応攻撃もそれなりに多彩なので、受けるのが大変。

 一応「爆竹」で怯むのでダメージは取りやすい。

4位:蛇の目シラフジ

 戦うフィールドが厄介な中ボス。段差や壁などでこちらの動きが止まりがち。

 とはいえ、一応は「忍殺」で1ゲージを削れるし、忍具「錆丸」で中毒+怯みを誘発できるので、こちらの攻撃手段は豊富。しかも取り巻きの雑魚もいなく、サシでやらせてくれるので、そこは優しい。

5位:槍使い全般

 槍使いは突きはもちろん、下段も使ってくる意外と厄介な中ボス。

 しかも刀を使う中ボスに比べると、攻撃のモーションがコンパクトで弾きもやりにくい。

 なので筆者は苦手。

 とはいえ、そんな厄介な槍使い達と真っ向勝負をしなくて済む方法がちゃんとあるのがこのゲームのいいところ。

 まずは「忍殺」で1ゲージを削れるし、忍具でまとまったダメージを取ったり、ヒットアンドダッシュアウェイ(攻撃したら敵の間合いの外まで走って逃げる戦法)でちくちく削ることもできる。

 なので苦手な敵だが、筆者はそこまで苦戦はしなかった。

おまけ:使い勝手のいい忍具ランキング

1位:火吹き筒

 筆者が使った忍具の中では「火吹き筒」がぶっちぎりの使用頻度だった。

 基本的に「油」をぶつけてから「火吹き筒」を当てて、ダメージアップと炎上を狙う。

 これを「形代」がなくなるまで続けると、大抵の中ボスは体力が半分以下になる。

 しかも中ボスのとの戦闘フィールドは地形が複雑で、壁あり、柱あり、段差ありと、こちらが「炎上させて逃げる」という戦法が本当にやりやすい。

 中ボスで苦戦するなら、この忍具は最優先で強化していいと思う。

 ただし、体力ゲージが多すぎるので「類い稀な強者」にはこの戦法は使えないので注意。

2位:爆竹

 敵の攻撃を中断させ、さらに「怯み」を誘発させられる、攻守共に優れた便利な忍具。

 「火牛」や「獅子猿」などの動物系には大幅な「怯み」を与えられるので、攻撃のチャンスを作りやすい。

 動物系ほどではないが多くの「類い稀な強者」にも「怯み」を与えることはできるので、一方的に攻撃することができる。

 まさに万能忍具。

 中ボスで苦戦しないようなら、「火吹き筒」よりも先に強化したい忍具。

3位:仕込み笠

 ガード不能攻撃や削り攻撃も無傷で防げる忍具。

 見切るのが難しく、練習しても防御が難しい技があった場合には、その技を雑に傘で回避するとすんなりボスが攻略できたりする。

 しかも刀より弾きの受付猶予が長いので、「形代」は使ってしまうが、雑に傘をパカパカしているだけでいい感じに攻撃を防ぎ、かつ、体幹にもダメージを入れることができたりする。

4位:手裏剣

 ボス戦より道中に便利な忍具。

 空中にいる相手を叩き落としたり、体力の少ない敵や動物系の敵を1発で倒せる。

 中ボスや「類い稀な強者」戦ではダメージソースにはならないので、特に強化はしなくていいが、使用頻度は高い忍具。

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