節約テクニック集「食費編」
この記事では日々の生活の中の「食事」において、なるべく無駄な金を使わないための節約テクニックを紹介する。
本記事のレベル3までが達成できれば、食事の満足度を下げずに、健康な体を維持しながら節約をすることができる。
各項目の詳しいやり方については、後に個別の記事にする予定。
大前提:身体的な健康を第一に考えること
食事は身体の健康と深く関係している。
食欲のままに高カロリー、高糖分、高塩分な食事をしていては、早晩に病気になる。
そして病気になった身体は、症状は落ち着くかもしれないが元には戻らないのである。なので、後の人生を確実に不自由に過ごすことになる。
そうなっては節約をしてお金を貯めてもあまり意味がない。身体の健康は幸せの土台なのである。
なので、節約をすることで身体的な健康を害するようであれば、そんなことはやめた方がいい。例えば「パンの耳だけを無料でもらって食べる」なんてくだらないことはやるべきではないのである。
ちなみに、「外食をして美味しい物を食べて幸せを感じる」なんてことは、筆者の節約においては重視しない。気持ちにお金を払っていてはキリがないし、結局気の持ちようなので、「心にご褒美」なんてあげなくていいのである。
レベル1:外食はしない
まずは外食を一切やめることである。
「外食の価格は自炊の3倍以上高い」というのが筆者の体感だが、これはそんなに外れていないだろう。
その仕組みはあえてここでは詳しくは書かないが、外食の価格にはは「食事そのモノのコスト」以外にもたくさんのコストが乗っているのでそのようになるのである。これは当たり前のことで、外食屋がぼったくっているわけでは決してない。
が、健康的に節約をしたい者にとっては、この以上に高い食事代を見過ごすわけにはいかない。
さらに、「コスパがいい外食」なんてモノも無視する。
そんなモノをわざわざ探す時間が勿体無いし、結局のところ価格の構造はどの外食屋も同じなのである。
なので、食費を抑えるために節約を志すならば、手始めに「外食を一切しない」というシンプルなルールを胸に刻んで生きていこう。
レベル2:「惣菜」を買わない
外食をしないことに慣れてきたら次は「惣菜を買うのを一切やめること」に取り掛かる。
「惣菜」は外食よりマシなだけで価格は高い。
結局、製造コスト、販売コスト、廃棄分の補填コストなど、料理そのもの以外のコストがたっぷり入っているので、そういうことになる。食費を節約したい者はこんな無駄なコストを払っていてはいけない。
しかも、「惣菜」には基本的には細やかな味付けなんてものはせずに、外食と同様に「たっぷりの油、塩分、糖分」が基本である。なので健康にも良くない。
さらに開封すれば食べられる「惣菜」に食事を依存していては、自炊スキルも育たないので、腹が減ったら飯を買いに行くという手段しかできなくなる。飯の供給元が店しかないなら、店が値上げした瞬間に家計は大打撃を受けることになるので、これも良くない。
なので、食費を節約したいなら「惣菜」は一切禁止にすべし。
レベル3:「完成品」を買わず素材から調理する
ここまで来て初めて「食費を節約している」と言っていいレベルになる。これまでのは節約家にとって「論外」なメシの食い方をやめただけの話なのだから。
このレベルでは「開封すればすぐに食べられるようなモノは買わない」ということをやる。
具体的には、「冷凍食品」や「レトルト系」、「チルド系」の食べ物は食べずに、食べたいものは自炊をして作ることをやる。
ここからは自炊のレベルを鍛えていかないと食事の満足度は下がってしまうことになるだろう。とりわけ自炊素人のタイミングは辛い。
が、自炊は失敗してでもやり続けなければ上達はしない。
とりあえず最初は「手順の少ない料理」から作ってみるといい。
本ブログでも自炊レシピを紹介しているので、参考にしてほしい。
レベル4:素材も可能な限り買わない
最終段階は「食材すらも可能な限り買わない」である。
この段階は「できたら最高」のレベルなので、到達できなくても立派な節約家であると思う。
この段階では食材を家庭菜園等で自作したり、農家等の生産者の方と親しくなり、お金以外の方法で食材を手に入れることに注力する。
「それって節約か?」と思われるかもしれないが、食費が少なくなる試みは全て節約なのである。安心していい。
筆者は2022年からベランダで家庭菜園をして食材を生産しているが、実はまだ失敗が多く、満足にできているとは言えない。
が、これも自炊と同じで失敗を重ねながら練習しなければ上達しないモノである。なのでめげずに続けていこうと思っている。
できないならその責任を取れ
食費の節約は全ての人に開かれている。資格がないとできないものではない。
これをできないと決めて、ダラダラ外食をした挙句、お金と健康を失うようなことになれば、それはその責任は個人にあるといえる。
残念だが、お金も健康も守るのは自分なのである。
もし、節約するために労力が使えないなら、その状況からなんとかすべきだろう。
節約家に幸あれ
節約家はケチとは違う。
節約家は必要なモノを無駄なコストを支払わずに手に入れているだけなのである。
なのでむしろ「マトモ」だと言っていい。
リソースを無駄に使わず、賢く生きる節約家が報われる世界であることを今日も願う。
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