3つの歪みエフェクターを自作しようと言う試み
KGR Harmony製エフェクター自作キットを難易度別に3つ手に入れたので、作っていく。
完成図
出典:
作る時はこの完成図を逐一見ながら間違えないようにする。
回路図
制作においては、なるべくINからOUTにかけてやっていく。
それぞれの場所がどういう役割を担うのかはおいおい調べていこうと思う。
出典:
回路図の線で繋がっているのはパーツの繋がりを示している。基盤の線とこの繋がりってどう関係があるんだろうか?
作る前に解説動画で予習する
筆者は電子工作を全くやったことがないので、いきなり手を動かしてパーツを壊す前に、まずは動画で勉強させていただく。
制作キットだけでなく、制作の手順を動画で作って頂いているあたり、すでにお値段以上の価値を感じる。。
ポット類の取り付けはこっち。
ケースへの組み込みはこれ。
以下に使う画像の出典は上記の動画である。
基盤制作編
抵抗は基盤からなるべく浮かないように取り付ける
なるべく、である。
ハンダ付けは接続部部同士を温めてから行う
余分な金属部分は根本から切る
意図しない通電によるショートを防ぐため。
コンデンサーは基盤に触れなくて良い
パーツの足を折らないようにすることが大事。
ただし、無理なく基盤に近づけられるようならなるべく浮かないようにする。なんとなくそっちの方が省スペースになって良さげ。
ダイオードは破損しやすいので足を残して折り曲げる
D5のダイオードもパーツの帯は回路図の三角の先っぽに対応している。
電解コンデンサーは極性があるので向きに注意
足の長い方が+、短いのがー。付ける向きは回路図に書いてある。
ICソケットを噛ませればオペアンプを脱着できる
便利。。
取り付ける時は爪の一部を曲げてからハンダ付けする。爪の全てにハンダ付けすること。
オペアンプ本体の爪はソケットに合わせて多少折り曲げてから入れること。
やりたければ一気にはんだ付けしても良い
まぁそりゃそうか。
ポット配線編
ポットとつなぐ線は基盤の裏から通す
ポットの爪はラジオペンチで折る
各端子に接続するポットの種類を確認する
ケースに組み込む時を想定してポットと基盤を裏にして配線する
この状態で左から配線番号が1,2,3となる。
ポットに配線する時は面で端子を温めるようにする
ケースへの組み込み編
発光ダイオードを付ける
極性があるので向きに注意。
線は12~13センチくらいでDCジャックとスイッチにそれぞれ這わせる。(しっかり測ること
LEDの端子は発光部分から5mm程度浮かせたところをハンダ付けする。より線はしっかり束ねてフックの形を作って端子に巻き付ける。
つけ終わったら余分な線を切って完成。
ソケットにLEDをはめたらグルーガンで固定する。
DCジャックを付ける
挟み込むようにケースにつけて、最後はナットをラジオペンチで締め上げる。
LEDと基盤にDCジャックを配線する
基盤に向かう線は8cmとする。(らしい。
1本の線はフック状にして引っ掛けて配線する。
DCジャックにバッテリースナップを付ける
バッテリースナップは赤黒共に7cmくらいにカットする。
配線は以下の通り。黒の方にはもう1本配線するので、4cmのワイヤーを準備して被覆を剥いておく。
2本のワイヤーをハンダ付けする。
ステレオ・モノラルジャックの取り付け
ジャックはステレオとモノラルがあり、その違いは端子の数である。それ以外の見た目はほとんど同じなので注意。
取り付ける際は、緩み防止のワッシャーを噛ませることを忘れずに。
配線のために端子の向きを正しく取り付ける。
DCジャックにつけておいた線と繋げる。
スイッチの取り付け
付ける時はバッテリースナップを跨がないこと。
向きは画像の通り。
化粧ナットの場合はワッシャーは入れない。
LEDに抵抗を付ける
こんな感じでスイッチに抵抗を取り付ける。
抵抗の端子を1cmくらい残してカットする。
スイッチに以下のようにセットする。
切り取った線は以下のように配線するときに使う。
スイッチにステレオジャックのインプット端子と配線するので、抵抗とワイヤーは画像のように片側だけハンダ付けしておく。
ステレオジャックとスイッチを配線する
ワイヤーを3cmくらいにカットしてスイッチとステレオジャックの端子にハンダ付けする。
スイッチ側のワイヤー2本がしっかり固定されるように、各部位をハンダごてで温めてしっかりハンダ付けする。ワイヤーがぐらついたりなければおk。
LEDのマイナス端子とスイッチの端子を接続する
配線する場所は画像の通り。
スイッチと基盤を接続する
スイッチの真ん中の端子と基盤のINの部分を接続する。ワイヤーの長さは8cmくらい。
スイッチの右上の端子と基盤のOUTを接続する。ワイヤーの長さは9cmくらい。ワイヤーは画像のように寄せておくと良い。
モノラルジャックを接続する
モノラルジャックをケースに組み込む。向きは画像の通り。ステレオジャックの端子にぶつからないように、反転させる。
取り付けた後はワイヤーを噛んでいないかを確認すること。
中央の端子とワイヤーで接続する。長さは3cm。ハンダ付けの際は他のケーブルを溶かさないように注意する。
ステレオジャックの端子にグランドに繋がる配線をする
抵抗がついている端子とステレオジャックの上部に配線をする。5cmのワイヤーを使う。
この部分については他の配線をする前につけておいた方が、他の線を溶かしたりすることがなさそうに思う。
ワイヤーの片側をステレオジャック上部の端子に接続し、そこにさらに6cmをワイヤーを新たに用意し、接続する。
スイッチの動作確認
正しく通電するか確かめるために。電源を入れて、インプットジャックを差し、スイッチを素早くオンオフする。このとき、LEDがスイッチに対応して点滅すればおk。スイッチを素早く操作するのは不要なショートを避けるため。
バイパスの確認
アンプに接続してクリーンサウンドがアンプから出るようであれば、インとアウトの配線も問題なし。
この状態でスイッチをオンにすると音が出ない状態になるが、これが正解。まだ基盤が繋がってないから。
この確認をする際は、基盤に接続するためのワイヤーがどこにも触れない状態にしておくこと。じゃないとショートする。
基盤の組み込み
ポットをケースの穴に入れる
基盤に繋がる配線は避けておき、ポットがLEDへの配線を踏まないように注意する。
ケース上面のノブにつけるワッシャーはあまりキツく締めないこと。ネジ山が馬鹿になる可能性があるから。
基盤の各端子に対応する配線をつけたら完成。
それぞれの線がなんなのかわかりにくいので、目印をつけたりするといいかも。
動作確認
エフェクターの全ての動作を確認する。
このとき、基盤はポットの背中部分には触れないようにしておく。ショートするので。
ポットと基盤を絶縁する
厚めの両面テープを2枚重ねにして厚みを出して、基盤とポットの背中を貼り付ける。
ノブを取り付ける
締め上げ式のものは稼働部分にくっつくように高さを調整してつける。
取り付けたら空転していないかを確認するために、ノブの可動域を確認する。
知識メモ
抵抗
役割は、電気を流れにくくすること。
極性はないので向きは自由。だが、それぞれの抵抗で統一されてた方が読みやすい。金色の方向を揃えて配置すると良さげ。
取り付ける時は基盤から浮かないようにする。
折り曲げる時は、パーツの中心を持って、根本から指で折り曲げる。
コンデンサー
役割は、電気を蓄えること。
極性はないので向きは自由。
電解コンデンサー
役割は、大容量の電気を蓄えること。
極性があるので向きに注意。
ダイオード
役割は、電気を一方向だけに通し、反対側には流さないこと。
極性があるので、向きが重要。回路図の三角の先っぽとパーツの黒い帯が対応している。
オペアンプ
オペアンプとは「演算増幅機」のこと。
役割は、音をいい感じに増幅すること。(あんまりよくわかってない。。)
極性があるので向きに注意。
ポット
ポットとは「可変抵抗器」のこと。
役割は、「抵抗をどれだけかけるか」をコントロールすること。
各端子に対応する線がある。
カーブ
ポットのシャフトの回転に対応してどれだけ抵抗値が上がるか。
主にA,B,Cのカーブがある。
Aは右肩上がりに後半に多く抵抗がかかる。Bは直線的に右肩上がりになる。Cは前半に多く抵抗がかかり後半はあまりかからない。
パーツの名称はパーツに書いてある
抵抗は帯の色、コンデンサーはファラドの値、ダイオードもなんか書いてる。
コメント