近所の『ブックオフ』で『ポケモンカードゲーム バトルアカデミー』が価格改定+3割引で1,200円で売っていたので手に入れてみた。元々、コロナ渦中の「ポケカバブル」の時に存在を知って、小学生自分に『ポケモンカードGB』に熱中した過去を思い出して興味は持っていた。しかし、カードが買えないんじゃ遊ぶことはできないのでスルーしていた。並んで買ったり、抽選に応募して買ったり、定価以上のお金を出して闇市で買ったりなんてことをやるほどには興味はなかったし、そういう無駄な労力は使いたくないのである。2024年5月11日時点では「ポケカバブル」はなくなっている様子で、どこもかしこもカードが売っている。そればかりか、筆者が買った商品のように割引価格で投げ売りされているモノまである。
小学生時分に『ポケモンカードGB』でCPU相手に無双した筆者と、『ポケモンカードゲーム』を全く知らないし、カードゲームをほとんど全くやったことがない妻とで何回か対戦した。初めは付属の冊子でルールを確認しながら対戦し、その後は普通に対戦した。デッキは冊子で指示されていた通り、「保護者サイド」の筆者が『ピカチュウデッキ』で「子どもサイド」の妻が『ニャオハデッキ』を使用した。『ニャオハ』について知らなかったので初めは「ニャオハチ」と呼んでいて、そこには「金八」や「鬼七」みたいかっこよさを感じていたが、ポケモンの名前に漢字表記は無いようだった。「にゃおは」なのね。。
数回対戦したところ、『ニャオハデッキ』の方がやや強いような気がした。エネルギーカードの縛りがなく、低コストで50ダメージを出してくる『エクスレッグ』、コインが当たれば120ダメージを出してくる『ギャロップ』、HP140で回復持ちの高耐久&中火力の『リククラゲ』と、攻撃までの速さ、攻撃力、耐久力がどれもある。
一方で、『ピカチュウデッキ』は3段進化しないと低耐久な『モココ』、『エクスレッグ』と比べてエネルギーの縛りがあり展開が遅れがちな『クエスパトラ』、妨害持ちのトリッキーで中火力の『ケンタロス』が展開が速く、序盤から登場しがちなメンバーである。これらのスタメンは総じて、ちゃんとカードパーツが揃ってやっと「『ニャオハデッキ』の序盤陣営と互角くらい」という残念さがある。
ドローソースは両デッキとも同じなので「デッキのドローパワー」は同じ。そう考えると『ピカチュウデッキ』は運が向かないと『ニャオハデッキ』に勝つのは難しい。勝ち筋としては、序盤に相手の『エクスレッグ』よりも速く『クエスパトラ』を展開して殴り勝つ、その間にベンチで『デンリュウ』を仕上げる、それが終わったらエネルギー縛りの強い『ミュウツー』等のポケモンを仕上げていくこと。しかし『ギャロップ』が出張ってくると『モココ』、『ケンタロス』はコイントス次第でワンパンなので、『クエスパトラ』が命懸けで『ギャロップ』のHPを削ってから止めを刺す運用しかできない。なので序盤に『クエスパトラ』を立てることがかなり重要になる。『リククラゲ』はなるべく『ノノクラゲ』の時点で始末したいが、基本的には進化するまでベンチで待機しているのでそれは難しい。しかし出てくるとHP140という絶妙な高さに苦しまされる。
こういう状況においては「拡張パックでデッキをカスタムする」という方法を使いたくなるが、これはまだNGである。というかこれをやったらキリがない。これは終わりなき軍拡競争であり、修羅の道である。あくまで今は「飽きるまでは限られたカードで勝負する」というのが楽しい。飽きたとしても「札束で殴り合う」という事態には決して陥ってはならない。そういうゲームじゃねぇーからな、コレ。(たぶん
コメント