VORTEX『CROSS FIRE RED DOT CF-RD2』は「レプリカ」が多く出回っている
VORTEX『CROSS FIRE RED DOT CF-RD2』はパッケージも含めて「精巧なレプリカ」が数多く出回っている。これを画面越しに判断するのは難しいので、正規の代理店等で購入して「本物」を手に入れることを進める。
以下は「レプリカ」の例。

内容物
筆者は中古で「本物」を購入したので本体のレビューに加えて、「レプリカ」を見分けるための参考資料として内容物や外観の画像をまとめていく。
内容物は上記のモノがすべて。
マニュアル
製品に付属するマニュアルは「レプリカ」でも同様のモノが入っているようなので、これだけでは見分けることはできないと思う。
日本語マニュアル
VortexOpticsの正規販売店である『ビノジャパン』で購入した場合には、「日本語マニュアル」が付属する模様。これは『ビノジャパン』のページを見る限り、マニュアルだけを手に入れる手段はなさそうなので、これは「レプリカ」には入っていないだろうと思われる。
「日本語マニュアル」は、おそらく「インクジェットでA4の普通紙に印刷した簡易的なモノ」だった。

トルクスレンチ
一般的なヤツ。
ローマウント
サイトはデフォルトでハイマウントについており。ローマウントは付属のネジを使って取り付ける模様。
付属のネジには「ゆるみ防止剤」のようなモノが付いていた。
サイトが入っていた袋
サイト本体は、「注意事項が書いてある丈夫な袋」に入っていた。
本体
本体の外観は以下の画像の通り。
ドットの輝度
ドットはダイヤルの6からやっと見えるようになる。以下は6の状態。
最大の11にすると屋内ではかなりくっきり見える。
輝度調整ダイヤル
1段階ずつ上げていかないといけない
輝度の調整段階は0~11に加えてナイトビジョン対応モードが2つの合計で13段階あるが、これは一気に0から11まで上げることはできない。なので0から目標の位置まで1つずつ上げていく必要がある。
しかも調整ダイヤルは非常に硬いので、輝度を上げるのにいちいち苦労する。
幸い、電池の稼働時間は長いようなので、サバゲー中は1日中つけっぱなしにして運用した。
数字の分かれ目でダイヤルを止めるとドットが消える
輝度の調整ダイヤルは数字の分かれ目でも止められてしまい、分かれ目で止めた場合はドットが消える。
確かに調整ダイヤルの操作が固くてやりづらいので、衝撃でダイヤルが動くことはなさそうだが、実銃用を謳っている製品にしては「軟弱な仕様」だと思う。
調整ダイヤルが緩まったら製品として使えなくなるように思う。
とはいえ、この仕様を使えば、どの段階に輝度を設定していても手軽に消灯させることができはする。。
晴天の屋外では輝度を最大にしないと見えにくい
2025年9月時点の晴天の屋外では、輝度を最大の11にしないとドットが見えにくかった。
総評:値段を考えたら他にもっといいのがあるので微妙
正直、『ベクターオプティクス』製のT1タイプの方が値段と便利さと、保証の手厚さの面で優れていると思う。VORTEX『CROSS FIRE RED DOT CF-RD2』の微妙な点をまとめると以下の通り。
- 「レプリカ」が出回っており、中古で買うには「偽物をつかむかもしれない」という無駄なリスクがあること。
- 輝度の調整ダイヤルが硬くて操作しづらい上に、0から順番に上げていかないといけないのが不便。
- 輝度の調整ダイヤルが数字の分かれ目に入るとドットが消えるので、雑に操作できない。
- 輝度は実質、6から11までしかドットが見えないので、無駄な操作が必要になる。
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