飯は定時に出すのが鉄則

飯はクオリティよりも定時に出すことが大事

 毎日毎食の自炊で高いクオリティを出そうとすると、どうしても時間がかかる。

 家族が食事をする時間は決まっているので、飯のクオリティアップのために時間を使って食事の時間がズレることは、家族にとって迷惑である。

 「遅刻ギリギリの時間になるけど、味を美味しくしたから!」とか言われても家族は困る。

 なので、自炊は何よりもまず、定時に飯を出すことを優先しなければならない。手間のかかる高クオリティな飯は週末にでもやるのがいい。

メニューから考えていては負担がかかるので飯ごとにジャンルを固定する

 毎日毎食の食事を定時に完成させるには、頭を使うプロセスをなるべく少なくした方がいい。

 例えば、我が家では「昼食は魚系のさっぱり定食、夕食は肉系のがっつり定食」としている。

 なので、自炊をするにあたって「何を作ろうかな?」と考えることはほぼない。ほぼ自動的に食材をピックして料理に取り掛かれる。

 しかも、「昼に魚、夜に肉」というのは1日の活動においても最適な組み合わせである。

 昼は午後以降も活動するので、満腹にならないように、食後すぐにでも活動できるようにさっぱり目のメニューになっているし、夜は1日の疲れやストレスがとれるような食べた感のある肉料理になっている。また、夜の食事を肉中心にすることでお酒を飲むパターンにも対応できるようになっている。

 このように、家族が食前と食後にどのような動きをしているかを見極めて、それに適した食事メニューを考え、さらにそれを低コストでできるようにルーティーン化させておくことが、定時に飯を出す上では効率がいいのである。

仕込み、配膳、片付けまで含めて主夫の仕事

 飯は作って終わりではない。

 作るのはもちろん、その配膳や後片付けも含めて主夫の食事タスクなのである。

 「飯を作ったはいいが、定時に配膳が間に合わない」のはアウト。

 「後片付けが後手に回って、飯を作り始める時間が遅れて、定時に食事が始められない」のもアウトである。

 安定したクオリティーで飯を定時に作り、食べてもらうことは、配膳や片付けなどの「自炊に付随する全てのタスク」を効率的にこなせるように工夫しないと達成は難しい。

 大事にされる主夫でいるため、主婦の仕事にプロ意識を持つためには、日々の仕事を通した「信頼」が必要になる。それを獲得できるように、日々磨きをかけていきたい。

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