『momose MLS1-STD/NJ LTB』について
生産が終了している『momose MLS1-STD/NJ LTB』が新品で売っている
どうやら売っているらしい。。
『momose MLS1-STD/NJ LTB』の『Les Paul Standard ’50s』との比較
Les Paul Standard ’50s Specifications | momose MLS1-STD/NJ LTB | |
Body | ||
Body Material | Mahogany | HONDURAS MAHOGANY |
Top Material | Maple | FLAME MAPLE |
Weight Relief | None | none |
Finish | Gloss Nitrocellulose Lacquer | TOP LACQUER |
Neck | ||
Neck Material | Mahogany | HONDURAS MAHOGANY |
Neck Profile | Vintage 50s | |
Scale Length | 24.75″ / 62.865cm | 628mm |
Fingerboard Material | Rosewood | MADAGASCAR ROSEWOOD |
Fingerboard Radius | 12″ / 304.8mm | 310R |
Number of Frets | 22 | 22 |
Frets | Medium Jumbo | JESCAR FW9662-NS |
Nut Material | Graph Tech | DELRIN |
Nut Width | 1.695″ / 43.05mm | 43mm |
End-of-Board Width | 2.26″ / 57.4mm | |
Inlays | Acrylic Trapezoids | |
Hardware | ||
Finish | Nickel | |
Bridge | ABR-1 Tune-O-Matic | Tokiwa ABR-1 Type |
Tailpiece | Aluminum Stop Bar | GOTOH GE-101A |
Pick Guard | Cream | |
Control Knobs | Aged Gold Tophat w/ Pointers | |
Switch Tip | Amber | |
Switch Washer | Cream | |
Jack Plate | Cream | |
Electronics | ||
Neck Pickup | Burstbucker 1 | BEANO |
Bridge Pickup | Burstbucker 2 | BEANO |
Controls | 2 Volumes, 2 Tones & Toggle Switch (Hand-wired with Orange Drop Capacitors) | 2Vol,2Tone,Toggle SW |
Miscellaneous | ||
Strings | .010, .013, .017, .026, .036, .046 | Elixir NANOWEB Light(.010-.046) |
Case | Hard Shell Case | ハードケース |
Included Accessories | Includes Gibson Accessory Kit |
HONDURAS MAHOGANYとは
アメリカンマホガニー(別名:ホンジュラス、ブラジリアン、ビッグリーフ、トゥルーマホガニー)
キューバンマホガニーがほぼ絶滅に近い状況にある中で、唯一現在商業的に入手可能である本物のマホガニー。キューバンマホガニーと比べると、同じ桃色をしながらも、肌目と木理模様の均一さは劣る。また、木質が不定で木理も不均質で裂けやすいため、加工は難しいとされる。板目の木取りでは、炎のようにも見えるU字の模様が浮き出る特徴がある。杢には、フィドルバック杢、斑紋杢、ポメル杢、縞杢、渦巻杢など様々な模様を持つ場合があり美しい。アメリカンマホガニーはワシントン条約にも掲載され規制がかかっているために、認証された木材は入手困難である。価格帯はブラックチェリーやブラックウォルナットと同程度で取引される。
出典:
つまりレアな木材ということらしい。まぁレアだからといって、それがいい音(好みの音)になるかはわからないので、ここに惑わされないようにしたい。
結局のところ、ギタープレイヤーが「いい音」としているものの正体は、「ロックスターたちが出してた音」なわけで、多分ロックスターたちが全員「全部盛りで1万円くらいの入門用ギター」を使って演ってれば、それに憧れたギタープレイヤーはその音を「いい音」とするだろう。
レアな材ということは、「あまり耳にすることがない音」だったりするので、それを「いい音」と認識するかは聞いてみないとわからない。
MADAGASCAR ROSEWOODとは
ブラジリアンローズに次ぐ高級なローズウッドとして扱われる、マダガスカルローズ。
アフリカ大陸南東海岸部から沖へ約400キロメートル離れた西インド洋にあるマダガスカル島で採れる材。サウンド傾向がブラジリアンローズに近い事、美しい縞模様が浮き出る事が高級となっている理由。
もちろんマダガスカルローズを使用した楽器も少々値が張る傾向にありますが、硬質さの中に少し粘り気のある音の質感は、ファンが求めてやまないローズウッドサウンドと言えます。
出典:
これもレアな素材。
2024年4月時点では、20万円以上の高めなエレキギターに装備されている印象。あと、ネット市場ではエレキよりもこれが使われているアコギが多い模様。
JESCAR FW9662-NSとは
・ギブソン、ジョン・サー、トム・アンダーソン等の標準品。
・製品寸法のバラつきが少なく精度が高い。
・タング上の出っ張りがシャープ。そして指板に確実に固定。
・従来品より固く、仕上げはスムーズ
・NSはニッケルシルバー18%。
・SSはステンレススティール。
出典:
『JESCAR FW9662-NS』の商品ページが見つからなかったので、詳細なスペックは不明。
上記によると、『Gibson』の製品にも使われているらしいが、公式のスペックシートからはわからない。
ニッケルフィニッシュなのでくすみに注意か。
DELRINとは
デルリン (Delrin) または、ポリオキシメチレン (Polyoxymethylene) はホルムアルデヒドを原料としたポリアセタール樹脂 (POM) である。 軽量・なめらかで耐水性を持つ、90 ℃以上の温度に耐えるエンジニアリングプラスチックである。
出典:
デルリンと言えば、ビンテージ・レス・ポールななどに使われていて、 ナットはこれじゃないとダメという人がいる程根強い人気があります。
ジュラコン®と同じに扱われている樹脂製の素材で、牛骨に比べ柔軟性があり加工しやすく弾力性が有り、やや角の取れた柔らかい音色です。
出典:
GibsonはGraph Tech製(TUSQ?)でmomoseはDELRIN素材の模様。
Tokiwa ABR-1 Typeとは
TOKIWA ABR-1はオールブラスを採用する事により、豊かで暖かみのある中音域を得られます。
カラー:ニッケル(サドルにメッキは施されていません)
出典:
これもあんまり情報がないパーツ。
『Gibson』は公式がABR-1タイプのパーツを出しているので、使っているのはおそらくそれ。
『momose』のは『TOKIWA』製。
GOTOH GE-101Aとは
GOTOH製10.3mmピッチのギター用ストップテイルピースです。アルミニウム製、カラー: ニッケル。■ストップテイルピース
■10.3mmピッチ
■アルミ製、ニッケル
BEANOとは
メイプル特有の歯切れのよいクリアなサウンドとオリジナルPU「BEANO」がオールドPAFのようなキャラクターを持ち、出力は控えめながらレンジが広く木材の特性を素直に出力いたします。
歯切れのよいサウンドとブレのない響きは、JAZZはもちろんBLUESやドライブサウンドにもマッチします。
出典:
ピックアップ単体の詳しい説明が見つからなかった『momose』のオリジナルPU「BEANO」。
試奏で弾いてみた感じ、『Gibson』の『Burstbucker』のような粘っこい中低音がズンズン響くような感じの音ではなく、同じく中低音がズンズン響くも、各弦の音がしっかり聞こえるハッキリした音が出ている印象。
toneを絞るとザクザクした気持ちのいい「レスポールっぽいサウンド」は出るも、本家『Gibson』のそれとは確実に違い、常に「芯のあるサウンド」が出る。周囲に溶け込む歪みサウンドというよりは、存在感のある歪みサウンドだと思う。
コメント