自立型専業主夫というレアモノ

自立型専業主夫とは

 自立型専業主夫とは、生活費など、その個人にかかるお金の全てを労働以外の方法で自力で調達し、かつ、個人の時間を家事全般に捧げる存在である。

 筆者は少し前から「自立型専業主夫」として生きている。

自立型専業主夫の収入

 自立型専業主夫は、自分のリソースを切り売りすることなく、自分の生活にかかるお金の全てを手に入れなければならない。

 労働をしていては、家事に割けるリソースがなくなってしまう。自分のリソースの100%を家事に使えるような状態でなければ、それは「専業主夫」ではなく「兼業主夫」である。

 筆者の場合は資産収入などによって「自立型専業主夫」になることができた。

 ここでは具体的に保有している資産額や運用方法、節約方法については詳しく語らないが、この状態は最近流行っている「FIRE」というやつである。

自立型専業主夫にとっての報酬

 筆者は「自分で選んだ家族」が大好きである。

 この家族が「不幸にならない状態」を維持できることが「自立型専業主夫」としての報酬だと思っている。

 「不幸にならない状態」とは、具体的には以下の通り。

  1. 家族が「質の高い飯」を毎食食べて健康な体が作れる。=>病気という不幸にならない。
  2. 家族が「運動する時間と体力」を確保して強い体が作れる。=>体力がないという不幸にならない。
  3. 家族がお金で不自由しない「強い家計」が作れる。=>お金がないという不幸にならない。
  4. 家族が外部からのストレスに負けない「強い精神状態」が作れる。=>心の病気という不幸にならない。

 家族が不幸にならない状態で居続けるという報酬を得るために、あらゆる工夫と作業をこなすのが、筆者の考える「自立型専業主夫」である。

自立型専業主夫はレアモノ

 昨今の女性が求める結婚相手の理想像は、平たく言うと「自分を得させてくれる人」であると考えている。

 確かに、婚活中の女性がよく口にする男性の理想像である「年収が高い男性」、「優しい男性」などはこれに当てはまるだろう。

 しかし、これらの「わかりやすい特徴」は単一の「わかりやすいメリット」しかもたらさない。

 例えば、「年収の高い男性」は金銭面ではメリットがあるし、「優しい男性」は情緒的な面でメリットはあるが、それ以外の面はどうなるかわからない。

 その点、「自立型専業主夫」が相手に提供するメリットは、上記の通り多面的でありうる。(正味なところは、その「自立型専業主夫」の思惑による)

 なのでもし婚活市場などで結婚相手を狙うなら、従来型の「単一のメリット」しかもたらさない理想像はむしろ「妥協案」くらいに考えて、本命を「自立型専業主夫(婦)」にして獲物を探すと、長いこと幸せで居られるかもしれない。

 もっとも、「自立型専業主夫」は「年収の高い男性」、「優しい男性」よりもはるかにレアモノなので、探して見つかるかはわからないが。

 なので、どうしても欲しいなら将来的に「自立型専業主夫」になるサラブレットもターゲットに入れると良いかもしれない。

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