KGR Harmony製エフェクター自作キット『Green Ray OD』を作る:実装編

組み立てガイド

基盤の実装

 手慣れてきたので、特に動画を見て予習することはしなかった。パーツ点数はそんなに多くないので基盤の組み立ては4時間くらいで完了した。

 今回は極性のない電解コンデンサである「バイポーラ電解コンデンサ」を初めて見たので取り付け方に戸惑った。組み付けにおいてはただ極性がないだけなので特に苦労はなかった。

 「バイポーラトランジスタ」を組み付ける時に上から押さえつける力が強いと、足が根本から折れそうになるので注意した。

ポットの配線

 毎回戸惑うが、ポットは端子を上から見た時に、左から1,2,3と番号がつく。基盤側は右から1,2,3と番号がつくので、基盤を裏返して配線すると線をストレートに繋ぐことができる。

 今回は一部の線を裏表逆につけてしまったが、端子番号は合っているのでそのまま組み立てた。

出典:https://fxdiy.kaketayo.net/pot/

参考:

POT(可変抵抗)の内部構造や配線方法とTRIM(半固定抵抗)について - はじめての自作エフェクター FXDIY

スイッチの配線とケースへの組み込み

 正直なところ、この作業が1番の難所。組み立ての難易度が高いんじゃなくて、小さいケース内で作業する窮屈さが難しさの原因。

 今回は各部品をケースに組み付ける前に配線をして、配線済みの部品をケースに組み込むようにした。

 DCポート以外はケースの内側から差し込んで、外側でナットでとめる方式なので、このやり方でもケースに組み付けることができる。DCポートは配線だけしておき、線を穴に通して組み付けてから各パーツと繋げるとやりやすい。

 各種動作確認後にノブと蓋をつけて完成。

LEVELをMAXにしても音が小さい問題が発生

 全ての工程が終了したエフェクターを鳴らしてみると、音が小さい。LEVELのノブをMAXにしても音は小さい。一応、LEVELノブはMAXの音が小さいだけで、その小さい音量幅の間では可変抵抗が効いている模様。

組み立て動画を見直すもミスが見つからない

 問題を解決すべく、まずは各部品の取り付けが正しいことを確認した。公式の組み立て動画の完成図を見るに、パーツの組み付けミスはなさそう。「どっかの抵抗をミスってるはず」と思っていたので、ミスが見つからずに困った。

kgr harmony様に相談したところハンダの量が足りない可能性があると教えていただいた

 自作キットの販売元である、kgr harmony様に問題を相談してみたところ、オペアンプとトランジスタ部分のハンダ量が少ないことが原因の可能性があると、ご指摘をいただいた。なるほど、ハンダ量が少ないとこういう問題が起きるのか。。早速確認してみた。

基盤のbefore

 確かにオペアンプと右下のトランジスタ部分のハンダ量は他の部分よりも少ないように見える。

基盤のafter

 ハンダを付け直してみた。

 再び組み付けて音を出してみたところ、問題が解決した。よかった!

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