筆者のドラクエ(ナンバリングタイトル)プレイ歴
筆者(1990年生まれ)のドラクエプレイ歴は以下の通り。
- PS版ドラクエ7(未クリア):11歳ごろ
- PS2版ドラクエ8(未クリア):16歳ごろ
- DS版ドラクエ6(クリア):19歳ごろ
- DS版ドラクエ4(クリア):19歳ごろ
- IOS版ドラクエ3(未クリア):22歳ごろ
- Switch版ドラクエ11(未クリア):30歳ごろ
並べてみるとちゃんとクリアしたタイトルは少ない。ドラクエはやり始めはワクワクするけども、フィールドを自由に行き来できるようになるポイントで「どこに行けばいいかよくわからなくなってやめる」というのが筆者の通例だった。
今回のドラクエ5は、攻略サイトはもちろんみないが、途中で「いつものパターン」にはまって投げ出さないようにしたい。
DS版『ドラゴンクエストⅤ』(嫁はデボラ):感想メモ
ゲーム開始から奴隷になるまで
「ゲーム開始から奴隷になるまで」はとりわけレベル上げは必要なかった。『ブーメラン』を買うと雑魚敵の殲滅が楽になった。
奴隷脱走から結婚まで
モンスターが仲間にできるようになってからは『スライムナイト』、『スライム』、『ベビードラゴン』、『キメラ』を使ってきた。
『スライムナイト』は万能な戦士型で、硬いし回復できるし、武器での殴りも強いので外す理由がなかった。
『スライム』は『やいばのブーメラン』が装備できたので雑魚敵の殲滅を楽にしてくれた。
『ベビードラゴン』は武器での攻撃が強くて、『ひのいき』、『あまいいき』がMP消費なしで撃てるので便利だった。
『キメラ』はベホマラーが使える回復役で、『こごえるふぶき』を覚えてからはMP消費なしで全体攻撃ができるので重宝した。
この過程でも特にレベル上げなどの作業は必要なく、サクサク進めることができた。
結婚から石化まで
嫁はリメイク版からの追加キャラである『デボラ』を選んだ。「行儀の悪いキャバ嬢」を泥臭い旅に巻き込んで酷い目に遭わせてやろうという魂胆。ちなみに筆者は性格的には『ビアンカ』が好み。
正直、『デボラ』の性能はそんなに使えるモノではなかった。これまで使ってきた魔物たちの方が全然使える。しかし、『デボラ』が使えないのでスタメン落ちさせようと思ったが、主人公と魔物たちのパーティーだと「会話」ができないのでゲームが味気なくなる。仕方ないので『スライム』と入れ替えて使っていた。イベントで『デボラ』が拐われてからは、元の魔物メンバーでの攻略に戻った。
石化解除から『デボラ』救出まで
石化されて、石像として売られて、そこを子供達に助けてもらって石化解除。子供達と「教祖」を倒して『デボラ』の石化を解除。
特に難しいところはなかったけども、「教祖」のダンジョンに魔物メンバーを連れて行けないのは焦った。ボス戦ではなぜか「教祖」がこちらの馬車を召喚してくれるので助かったが、『ピエール』か『メッキー』抜きだとまともに回復できるメンバーがいないので困った。「主人公」と「息子」は回復もできるがアタッカーとして使っているので、これらに回復をさせているといつまでも攻撃ができないのである。
ボス戦は、『スクルト』を張って、『ルカナン』をかけて、アタッカーに『バイキルト』を張って、あとは殴りながら回復する流れで大体勝てる。相手が強力なバフを張ってきたら『てんくうのつるぎ』を道具として使って『いてつくはどう』を放ってそれを消す。
この戦法のために、「主人公」と子供二人は固定で、もうひとりはだいたい『ピエール』になる。この構成にはちょっと飽きてきた。。
魔界突入からすごろくまで
『デボラ』を救出して、『マスタードラゴン』を復活させた後は、仲間に「はなす」をしても「魔界に行くぞ!」みたいなことしか言われなくて、どこに行けばいいのかわからずに焦った。行きたいのはヤマヤマなんだが、どうやって行くのかわからなかった。
フィールドを『マスタードラゴン』で飛び回りながら、まだ行っていない場所を2つ見つけた。しかし、それらは鍵のかかった扉で閉ざされており、中に入れなかった。
どうするのかわからずに彷徨ったが結局分からずに、なんとなく残していた『ブオーン』を倒しに行くことにした。だいぶ彷徨った後だったのでレベルも装備も充実していたので余裕で倒せた。ここで報酬として『さいごのかぎ』を手に入れることができた。これで閉ざされた2つのエリアに行ける。
2つのエリアを進んで、とうとう魔界入りした。
ラスボスの匂いがぷんぷんする魔界のフィールドを進みながら、「すごろく」エリアを見つけたのでプレイした。「すごろく」のクリアはほぼ「運ゲー」だが、「すごろく」中の雑魚戦は、参加したキャラのレベルに遭わせたモンスターが出てくるので、道中に偶然拾えたグレイトドラゴンの『シーザー』を使った。
まぁ「すごろく」中に雑魚戦と戦闘することはそれほど多くないが、敵が弱い方が攻略スピードを上げられるので助かった。
「すごろく」をクリアするためには、「足元を調べない」、「すごろくダンジョンに行かない」、「落とし穴があるルートを避ける」を徹底すればいい。あとはサイコロの出目次第でいつかはクリアできる。
ゲマ戦からクリアまで(総プレイ時間は22時間でクリア)
『すごろく』をクリアした後は、その足で『エビルマウンテン』を進んで『ゲマ』と戦う。『ゲマ』との戦闘はやっぱりやることは変わらず、『スクルト』、『フバーハ』、『バイキルト』をかけつつ、殴るだけ。補助は『男の子』(スクルトとフバーハ)と『女の子』(バイキルトと賢者の石)で、『主人公』と『ピエール』はひたすら殴る役。ターン数はそれなりにかかるものの、特に危なげなくクリアできた。
『ゲマ』戦の後、その足でさらに奥まで進むことにした。理由は宿に泊まるために『ジャハンナ』まで戻ると、また『エビルマウンテン』を最初から進まなきゃいけないから面倒くさかったのである。道中はMPは枯渇するも、回復は『賢者の石』で間に合う程度だったので難なく進めた。
『エビルマウンテン』の最深部に着くと魔王『ミルドラース』戦となった。ここで『エルフののみぐすり』を使ってパーティーを「まんたん」状態にして戦いに挑んだ。戦闘は『ゲマ』戦とやっぱり変わらずだった。
『ミルドラース』戦は2連戦だったのでMPが枯渇したが、難なく倒せた。第二形態は1ターンに2回行動するが、『バイキルト』や『フバーハ』を張ってると『いてつくはどう』で1回分の行動を消費してくれるので助かった。地味に『ルカナン』をかけられることがきつかった。『ルカナン』から『つうこんのいちげき』でだいたいひとりははやられてしまう。とはいえ、本作は「前線メンバー4人」と「馬車で待機している4人」がいるのでやられてしまってもすぐに戦線が崩壊することはない。
クリア後はイベントシーンを見てゲームクリアとなった。
総評:そんなに騒ぐほど面白くはない
「名作」と名高い本作だが、筆者はあんまり心が動かなかった。「名作」と謳われる理由として、『主人公』の境遇がかなりハードなことや、結婚ができること、モンスターを仲間にできることなど、他のドラクエシリーズにはない要素があることが魅力なんだと思うが、筆者はどれにも心が動かなかった。
『主人公』に感情移入できない
『主人公』の境遇がハードな点については、「確かにやってることはハードだが、『奴隷にされた10年』や『石像になってた8年』の重みがゲームプレイを通してあっさり片づけられている」ことでプレイヤーとして感情移入できなかった。この辺は、フィクションで『おもいでエマノン』の『エマノン』のような「やたら長寿なキャラ」を描く際の問題と似ているんだが、「そういう設定だけあるものの、やってることはその他のキャラと同じ」という感じの「設定負けしている状態」になっていると思っている。想像するに、例えば『ショーシャンクの空に』に出てくる囚人たちのように懲役20年とか喰らったら、一般人と感覚がズレてまともに話なんかできないと思うけどな。
まぁ一般人向けのフィクションを描くにおいて、「マジモンの狂人」を描いても訳がわからなくて作品として成立しないのはわかるけども。だったらそういう「強力な設定」は不要だと思う。
「結婚ができること」はどうでも良い
『ポケモン』で最初の3匹を選ぶことくらいにどうでもよかった(どうせ後から強力なポケモンが手に入るわけだし)。というのも、嫁がストーリーに中核になることがないからである。結婚したらまた本筋の「母親を探す旅」が始まり、道中で子供ができて、その後は嫁が拐われるので取り返す、という流れで、嫁が3人のうち誰であってもやることは全然変わらないのである。選んだ嫁によってストーリーの道筋がガラッと変わるくらいじゃないと、「結婚システムがあって楽しい!」とはならないと思う。あと、嫁のキャラは戦力として「モンスター」と「子供たち」に劣るので、戦闘でも大して役には立たない。これも筆者が嫁キャラは「影が薄くてどうでも良い存在」と思う理由でもある。
序盤に最強の仲間モンスターが手に入るのでモンスター仲間集めは不要
本作は『ドラゴンクエストモンスターズ』シリーズのように、モンスターを仲間にすることができる。これによって好きなモンスターを引き連れて冒険をすることができる。ここまでは良い。正直なんで「浦島太郎的なストーリー」がある『ゲレゲレ』以外のモンスターが仲間になるのかはよくわからないが、それはいい。
しかし、序盤にラスボスまで使える、「万能で優秀なモンスター」が手に入ってしまうので、冒険の場面ごとに必要なモンスターを探して仲間にする、みたいなことは一切しなくて良いのが、このシステムを殺してるように思う。筆者は『スライムナイトのピエール』と『キメラのメッキー』だけしか仲間として使っていない。これは「縛りプレイ」としてではなく、本当に序盤に仲間になるモンスターが優秀なので、無駄なレベル上げ作業に時間を溶かすことはせずにゲームをクリアした。おそらく、こだわったプレイをしない限りは「モンスターを仲間にする」というムーヴはストーリー中盤以降はやらなくなるはずである。
結論:ストーリーもシステム面も特に感動することはない
そういうゲームでした。
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