国道沿いの物件に住んでみて気づいたこと
国道沿いの物件では、トレーラーなどの大型車両が通過するたびに、体感では震度1~2くらいの大きさで建物が揺れる。なので、立てかけられたモノなど、部屋の中にある不安定な状態にあるモノは、この揺れに合わせて音を立てたり、最悪倒れたり、落下したりする。
筆者は賃貸でこの物件に住んでいるので、2年以内には出ていく予定だが、もし今後、長く住もうとしている物件がこういう「揺れる物件」だと困るので、状況をまとめておく。
住んでいる物件について
筆者が2025年2月20日時点で住んでいる国道沿いの物件は以下の通り。
- 建物構造:重量鉄骨
- 階層/居住階層:4階建て/4階
- 種別/築年数:マンション/築12年(2012年4月)
- 国道からの距離:20mくらい
どんなタイミングで揺れるのか
トレーラーなどの大型車両が通過する時に揺れるので、基本的には「平日の早朝7時~夕方16時ごろ」に揺れる。
大型車両は早朝から国道を通るので、朝6時半以降くらいから徐々に揺れが始めり、9~10時頃にピークでそれ以降は夕方16時頃までにかけて揺れの頻度が減ってくる感じ。
どのくらいの揺れなのか
体感では震度1~2くらいの大きさで揺れる。日本では割とよくある、小さい地震の時の「あれ?なんか揺れてない?」くらいのやつ。食器棚の食器が音を立てて揺れる、とかってことはないが、身体は確実にグラグラ揺れる感じ。
生活にどの程度影響するか
早朝の揺れで目を覚ましやすくなったり、倒れたら困るのを部屋の中で立てかけられない、など、「慣れてしまえば大丈夫」なレベルの被害。
モノを高く積み上げて収納したり、揺れたら困るモノを保管する人はマズそうだが、筆者は大丈夫な感じ。
どうして揺れるのか?
「大きい車が近くを通るから揺れる」っての納得感があるが、たぶん、すべての国道沿いの建物がそうである、ということはないと思う。現に、以前たびたび詰めていた三軒茶屋の片側3車線の大道路に面したマンションでは揺れは全く感じなかったわけだし。
気になったので調べてみた。
建物の構造
筆者が住んでる物件は重量鉄骨であり、これは揺れに対して以下のような特性があるらしい。
✅ 重量鉄骨造は「RC造より重量が軽いので揺れやすい」が「軽量鉄骨や木造よりはマシ」
✅ 剛性が低いので短周期の揺れ(トレーラーの通過など)を感じやすいことがある
✅ ただし、耐震性は高く、揺れ=危険ではない
出展:ChatGPT4o
地盤の影響(地図で確認する方法も紹介)
建物が立っている土地の地盤も揺れに影響するらしい。筆者の地域は、以下のサイトで調べたところ以下のような評価だった。地盤が非常に弱いらしい。
地盤は非常に弱く、震度6強程度の地震が発生した際の建物の被害は、1ヘクタール(サッカーコート1.4面分)あたり6.89棟の全壊と、大きなものになることが予測されている。 もしも、1981年以前の旧耐震基準の建物に住んでいる場合は、引っ越しか建物の耐震補強・立て直しなどを検討することが望ましい。
出展:
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道路の状態
道路にヒビや陥没が多いと、車両通行時の振動が大きくなる可能性があるらしい。
デコボコの道路だと車両がバウンドして大きな衝撃を出すし、サスペンションの上下も地面を振動させることは納得できる。
揺れる物件を見分ける方法
幸いにも筆者の住んでいる物件は、「慣れてしまえば気にならない揺れ」しか起きていないが、できれば今後は揺れる物件に住みたくはない。(もちろん、賃料とのトレードオフならいいけども)なので、そういう物件を内見の段階から把握できるように、チェックポイントをまとめておく。
内見時にやるべきこと(時間帯・地面の確認・振動チェック)
- 物件のスペックが「鉄筋RC造」でなかったらこのチェック項目を確認する。
- 物件が1階が駐車場などになっているピロティ構造であるかどうかを確認する。(この構造だと揺れる可能性あり)
- 周辺50m四方に、国道など、大きい車両が通る道路があるかどうか確認する。(近くにあれば揺れる可能性あり)
- そういう道路がある場合には、路面の状態をざっくり確認する。(路面の状態が悪ければ揺れる可能性あり)
- 物件は朝~昼頃までの時間に内見し、大きい車が通った際の揺れを体感しておく。
- 一応、不動産会社に揺れの有無、規模の大きさを確認する。
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