買い物カゴに「開ければ食べられるモノ」しか入ってない家庭はヤバい
レジ待ちをしている時に他の家庭の買い物カゴをよく見ている。
買い物カゴの中身を見れば、その家庭がどんな構成で、どんなものを食べているかがわかるので、面白いからだ。
例えば、買い物をしている人が老人で、カゴの中に、「その日までしか食べられない菓子パンや惣菜」などが1人分入っていたら、一人暮らしで自炊しない人。
買い物してる人が30代以上の女性で、カゴの中に旬の野菜や肉などの調理素材が入っていたら、複数人の家庭できちんと自炊する家庭。
買い物してる人がヤンキー風の30代後半の夫婦で、カゴの中に冷凍食品や惣菜、お菓子など「開ければ食べられるモノ」がたくさん入っていたら、その家庭は子供がいる可能性が高いが自炊をしない家庭。
なんてことを想像しながら、いろんな人の買い物カゴを見ながら、「開ければ食べられるモノ」ばかり食べると言うことは、その家庭に致命的な欠陥があるんじゃないか?と思った。
冷凍食品、惣菜、お菓子など「開ければ食べられるモノ」は楽に食べられるが、体には良くないし、値段も高い。きっと、「開ければ食べられるモノ」を食べている人は、それが美味しいから食べているのではなく、家庭で作るご飯に満足できていないし、かと言って、自分でご飯を作るモチベーションもないから食べてるんだと思う。
これでは長期的に見れば、その家庭は健康を損なうし、お金も貯められない。
自炊は回数をこなせば確実にうまくなるが、回数をこなすこと自体が難しい
自炊は回数をこなせば誰でも確実にうまくなる。が、経験から回数をこなすこと自体が難しいと思う。
料理をすること自体に慣れる必要があるし、自炊のための買い物、食材の消費期限の管理、レシピの調査、食べた後の調理器具の後片付けなど、料理以外にやることもたくさんあるので、非常に面倒臭い。
面倒臭い上に、料理スキルが上がるまでは大して美味しくないかも知れない。(とはいえ、レシピ通りに作れる読解力があればここはクリアできる可能性が高い。)
この難しい下積みに耐えるだけの根気がないと、自炊で満足いく料理を作るのは難しい。
心地よい人間関係と向上心がある家庭では自炊ができる
さらに自炊を継続させるためには、料理をする人の向上心に加えて、家庭内に心地よい人間関係があることも重要だ。
自炊修行中でも、食べてくれる家族が「おいしい」とか言ってくれたら本人のモチベーションは上がるだろう。
また、家族が家庭の食事に興味を持ってくるかも重要だ。「今日のご飯は何?」とか「〜が食べたい!」とか言ってくる家族なら何を作れば満足してくれるのかがわかりやすいので、自炊のゴールが見える。
家族に「飯はなんでもいい」とか言われちゃうと、「家族が満足する料理は何か?」から考えなきゃいけないので、しんどい。
自炊ができない家庭で生活することを考えるとゾッとする
自炊はやれば誰でもうまくなる。
が、うまくなるためには、「ある程度の料理経験値」と、「家庭内に心地よい人間関係」と、「本人の向上心」が必要なので、自炊をやること自体が難しい。
しかし、自炊はやらなければいつまでもできるようにならない。自炊をするための環境整備も含めて自炊をしようと頑張り始めなければいつまでも自炊はできない。それをやらずに「開ければ食べられるモノ」に逃げているだけでは、一生そういう食事しかできない家庭になってしまう。
「開ければ食べられるモノ」に逃げている家庭は、「家庭内に心地よい人間関係」と、「本人の向上心」がない可能性があることを考えると、非常に悲しくなる。今目の前で大量に「開ければ食べられるモノ」を買い込んでいる家族を見て、そういう絶望を感じた。
「忙しくて自炊なんてできない」は問題解決にはならない
自分の食生活を整えて長期的に健康でいることは人生の最優先事項である。
なので例えば、忙しい仕事をする時は代わりに自炊をやってくれる人を探すなどしてからじゃないと、やるべきじゃないと思っている。それができないならそんな仕事はしなくていいんじゃないかと思う。
自己犠牲の精神をかっこよく思うのはわからなくはないが、、(筆者はやらないけども。
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