2023年時点で流行っているゲームは「プレイヤーらしさ」がいらないので嫌い

2023年時点では「放置」や「誰でも時間をかければクリアできる」ゲームが流行っている

 2023年時点のスマホゲーは、「放置」や「誰でも時間をかければクリアできる」ゲームが流行っている。

 「まぁスマホゲーなんて元々、コンシューマーゲーマーがやるようなゲームじゃないじゃん?」と、スマホゲームの流行りなんて、ゲームに真剣に向き合うコンシューマーゲーマーは気にしなければいいのかもしれない。

 が、スマホゲーを入り口に大量発生した「偽ゲーマー」の好みをコンシューマーゲームメーカーも無視できなくなってきているように思う。

 その影響か、今やコンシューマーゲームもオートバトルや自動レベル上げ、倍速プレイなどの「簡単で手軽に誰でもクリアできるようなシステム」を取り入れてきている。

 まぁゲーム自体が世に広く受け入れられるのは素晴らしいことで、筆者もゲーマーとして恩恵を受ける立場にあるにせよ、ゲームの中身が薄っぺらくなるのは悲しい。

流行っているゲームについて記事を書くとブログが賑わう

 筆者が毛嫌いする「薄っぺらいゲーム」ほど、多くのユーザーが関心を持っている昨今、「手間がかかるが面白いゲーム」よりも「うすっぺらいが、新しくて目立っているゲーム」ほど、それについて言及したときに注目を得やすい。

 まぁこれはゲームに限った話じゃないと思うが、残念である。

「放置」や「誰でも時間をかければクリアできる」ゲームは嫌い

 『メメントモリ』、『NIKKE』、『ダンジョンスクワッド』など、「課金」や「放置」や「誰でも時間をかければクリアできる」ゲームをやってみて、この手のゲームは嫌いだなと思った。

 結局、「お金や時間というゲームの外のリソースを、具体的にどれくらいつぎ込めるか」がゲーム攻略の肝になってしまうようであれば、ゲームを工夫したり練習したりするよりも、現金を稼いだり暇を作ったりする方がゲームクリアのために有利になってしまう。

 ゲームから離れていた人ほどゲームクリアに近づくのであれば、なんのためのゲームなんだかよくわからない。

 なので、こういうゲームを皮を被ったリソース回収装置は本当に好きに慣れない。

 こっちはゲーマーとしてゲームをやりたいのである。現金を突っ込んだり、意味のわからないむなしい周回に膨大な時間を溶かしたくない。ゲーマーとしての知恵と経験と技術でゲームに立ち向かいたいのである。

札束や時間だけを使ってゲームを攻略する輩と一緒にされたくない

 薄っぺらいゲームを好む輩が増えて、そういう輩に気に入られるゲームが量産されて、ゲームというものが「時間とお金を投入した分だけ楽しめるもの」という認識が広まってしまうのも好ましく思っていない。

 うすっぺらいゲームが今よりもずっとプレイヤーから「時間とお金を巻き上げることに特化したもの」になれば、そのうちゲーマーとパチンカーが同列なものとして見做される世にもなろう。

 「え?ゲーム好きなの?金遣い荒そう、、そんでもってバカそう。。」みたいにゲーマーが嫌厭されるようになってしまっては、ゲーマーとして非常に悲しい。

 確かに昨今の流行りのゲームは、たっぷり現金を支払ってガチャというギャンブルをするので、パチンコとあんまり変わらない作りになっているかもしれないが、それとゲーマーが知恵と経験と技術で立ち向かうようなゲームと一緒にしてもらいたくはない。

 「ゲーム好きなんだ。すげぇ!」と思われる必要はないけど、せめて嫌厭されるような存在にならないようであればと願うばかりである。

これからは「インディーズゲーム」に期待する

 結局、会社が作るゲームは、金をかけてゲームの開発費以上の金を稼ごうとするので、「ゲームの面白さ」なんかよりも「いかに金を効率よく稼ぐか」を優先させた形にならざるを得ない。

 もし、これがうまいこと、ゲーマーの好みにマッチすればメーカーとゲーマーはwin-winの関係になるが、そうなることは体感的にほとんどない。なので、近頃は新品のフルプライスゲームは全く買わない。それも大手のメーカーのゲームほど買っていない。

 一方で、『Vampire Survivors』や『Dead Cells』のようなインディーズゲームは、「金の回収」よりも「面白さの追求」に力を入れているように思う。

 確かに大手ゲームメーカーのビッグタイトルのような「見た目の派手さ」はないが、「ゲームの面白さ」はしっかり作ってある。

 それにインディーズゲームの方が、1本あたり無料から高くて2,000円程度と価格が安いので、仮に面白くなかったとしてもまだ許せる。

 今後はこういうインディーズゲームに注目してゲームをやっていこうと思った。

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