仲介業者にぼったくられないためにsuumo掲載物件の初期費用の相見積もりをとる

仲介業者にぼったくられないためには自分で行動する必要がある

 賃貸物件の仲介業者はあの手この手でぼったくってくる。それを防ぐためには、知識を仕入れて、行動する必要がある。

 本記事では、仲介業者によるぼったくりの手口と、ぼったくられないように物件の相見積もりを取る方法について紹介する。

相見積もりを取らずに物件を借りようとすると損する

 賃貸物件の価格には賃料の他にも、例えば礼金や敷金など、いろんな価格が含まれている。

 それらの中には必ずしも借主が支払う必要のない項目も含まれていたり、そもそも値段が高かったりもする。

 1つの仲介業者からの見積もりしか見ないと、その価格が「安くできる余地のあるのか」がわからない。「そういうもんだ」と思ってしまう。

 複数の仲介業者から見積もりを取ってその内容を比べてみると、各業者で値段が違うのはもちろん、清掃や鍵交換、保険などの項目の支払いが「必須か任意か」という違いがあることがわかる。

 価格が適正であることを確かめ、支払いが不要な項目にお金を払わないようにするためにも賃貸物件を借りる際は初期費用の相見積もりを取ることは必須と言える。

 上記の記事で実際に複数の店舗から相見積もりをとって、その内容を比較してみた。やはり店舗ごとに見積もりの内容は異なっていた。

参考にした動画

 以下の動画で仲介業者によるぼったくりの手口を知ることができる。

【10万円以上安くできる】賃貸物件をお得に借りる方法〜見積書をチェックしてボッタクリを回避しよう!〜【マンガで解説】

第135回【10万円以上安くできる】賃貸物件をお得に借りるテクニックまとめ【保存版】【お金の勉強 初級編】

動画の要点まとめ

  1. 初期費用は複数の仲介業者に相見積もりをしてもらうと価格差が出るので、最安値で申し込む。
  2. 火災保険は自分で入ればいい。(一人暮らしなら「すまいる共済」がおすすめ)
  3. 仲介業者のオプションサービスはすべてキャンセルしていい。
  4. 鍵交換は自分で業者を探せばいい。
  5. 仲介手数料は0.5カ月分以下にできる余地がある。
  6. 礼金は交渉の余地あり。
  7. 即断で契約はしない。もし即断する場合は即断を価格交渉の材料にする。

いつでも物件の価格交渉ができるわけではない

 ただし、いつでも賃貸物件の初期費用の交渉ができるわけではないので注意が必要。

 基本的に、物件の価格交渉ができるのは、我々借りる側が有利な状況にある時だけだと思っていい。

 それ以外の状況で交渉を行うと、最悪の場合は希望の部屋を借りられなくなってしまうことに繋がるので、注意が必要。

交渉がうまくいかないパターン

賃貸繁忙期は「売り手市場」なので交渉ができない

 賃貸繁忙期中は、物件を借りたい人がたくさんいるので価格の交渉が難しい。

 筆者が1~2月に物件を探した際は、そもそも相見積もりを取ろうとした時点でメールの返信が来なくなるパターンが多かった。

競争力のある物件は交渉できない

 これは当然といえば当然だが、例えば駅近、築浅、さらにネット無料などという好条件の物件は、借りたい人も多い。

 実際に筆者が物件を探した際には、このように「初期費用の高さだけがネックになるような物件」は、他にいくらでも借りてがいるので仲介業者も交渉に応じようとはしなかった。

 「初期費用が高いんで〜」などというと、「あ、そうですか。じゃご紹介できません。」などと、好条件の物件においては交渉のテーブルに座ってさえもらえなかった。

1つの仲介業者しか扱っていない物件は交渉ができない

 実際に筆者が物件を探した際に見つけた「好条件の物件」では、「その仲介業者を通してしか借りられない物件」がいくつかあった。

 このような物件においては、そもそも相見積もりを取ることもできないので、交渉の材料を集めにくい。なので、仲介手数料をはじめ、初期費用のほとんどについて交渉することができなかった。

 ちなみに上記のことは、以下の動画でも触れられている。

第135回【10万円以上安くできる】賃貸物件をお得に借りるテクニックまとめ【保存版】【お金の勉強 初級編】 – YouTube

いつでもどんな物件でも交渉できるわけではない

 狙っている物件が誰もが欲しがる好条件の物件だったり、他社出しされていない物件だったり、引っ越しシーズンなどで仲介業者が繁忙期であったりする場合は、交渉するのが難しい場合がある。

 要するに、「他に借りてがいくらでもいる物件」や「その仲介業者しか扱っていない物件」を「賃貸物件を借りたいお客さんが多いシーズン」に手に入れようとする場合は、貸し手に有利なのだから、交渉はしにくいのである。

 見つけた物件が、このような条件下で見つけた「どうしても欲しい物件」であれば、初期費用の交渉を持ちかけた時点で借りる機会を失うようなことをしてはならない。

 ぼったくり業者をギャフンと言わせたい気持ちは抑えて、交渉は様子を見ながら慎重に行う必要がある。

相見積もりを取る際の問い合わせテンプレ

 相見積もりを取る際に仲介業者に送るメッセージのテンプレは以下の通り。

 suumoは問い合わせの際に入力できる文字数が100文字以内なので、初回のメッセージはどうしてもシンプルになってしまう。

 suumoから送ったメッセージの返信は入力したメールアドレスに来るので、そこからのやりとりは文字数制限がないので、質問はし放題になる。 

テンプレ

当物件について初期費用の確認をさせていただきたいと思います。お手数ですが初期費用の一覧と金額を教えていただけますでしょうか?また各項目につきまして、支払いが必須なものと任意のものを分けてください。

退去の時もぼったくられないように注意!

 賃貸物件は入居の時には、上記のように業者がぼったくってくる。無策でいるとお金を取られ放題である。

 じつは退去の時も同じである。長年の業者のぼったくり努力によって、我々借主は「なんとなく敷金は返ってこないもの」と思い込んでいるが、実はそうではない。

 何が借主負担なのか、何が貸主負担なのかと言うことはちゃんとルールで決まっている。

 以下にその一部をまとめたので、賃貸ライフを送っている皆様には是非確認していただきたい!

賃貸物件の退去時に敷金をぼったくられないためのメモ
物件の「経年変化」と「通常損耗」については借主がお金を払わなくていい 「経年変化」とは「建物・設備等の自然的な劣化・損耗等」のこと。つまり、時間経過に伴う劣化のこと。 「通常損耗」とは、「借主の通常の使用により生ずる損耗等」のこと。これは人が生活する上でどうしてもキズついてしまう...

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