「自分で作れないって不幸だなぁ」と『大葉餃子』を作りながら思う

スーパーで売っている餃子はお値段以下で普通にまずい

たまに家事をするのが面倒くさくて買ってしまうスーパーの餃子

 なんだか疲れていたり、二日酔いで気持ち悪かったりすると自炊をやりたくなることがある。

 こんな状況を作ってしまう自分の身の振り方が悪いのだが、こういう状態になってしまうと食事を買って済まそうとしてしまう。

 お金で食事を買っても、大抵の場合は幸せになれないとわかっていてもやってしまう。

スーパーの餃子は見た目はいい

 これは筆者の焼き方がうまいだけかもしれないが、焼いただけのスーパーの餃子がなんとなく美味しそうに見える。

 しかし、残念ながらスーパーの餃子がいいのは見た目だけである。

 美味しそうな餃子を箸でとってみるとコレである。

 中身が入ってないかの如く、ぺったんこである。餃子ってこんなふうにはならないけどなぁ。

 いくら見た目が良くてもこれじゃガッカリしちゃうだろ。。

自作に比べて惣菜が勝る部分など便利さ以外にはない

 スーパーの惣菜は当然ながら厳しい利益追求を求められている。

 作った食べ物の原価でなんて販売できるはずもない。

 素材代、加工代、人件費、店の家賃と光熱費、廃棄分の補填費用などいろんな値段が乗っかって価格がついている。

 売って利益を上げるためにはカットできるコストはカットし、客が出せるギリギリの価格を設定する。

 しかし、食べる側には店の事情なんて関係ない。純粋に美味しいものが食べたいだけである。

 とはいえ、店で買う以上はそんな願望は叶わない。

 金さえ出せば、とりあえずは食べられる便利さを買ったと思う他ないのである。

餃子40個を自作した場合にかかるお金は約1,000円(2023年7月時点)

 自分で素材を買ってきた場合にかかる餃子40個の素材代は約1,000円である。

 調理時間は大体約1時間。光熱費等のコストは厳密にはわからないが、ほとんどかからないと言っていい。「長時間煮込む作業」とかはないし。

 この餃子の中身だけで約700円分。

 肉は牛豚の合い挽き肉を使っている。

 豚や鳥でもいいらしいが、なんとなく牛豚のほうがいい味がする気がしている。

 まぁどの肉を使ってもあんまり値段は変わらないのだが、、(鳥肉は2023年7月時点ではやや値段が高い)

 餃子の皮は40個分で約300円。

 餃子の具はこれくらい入れる。

 これで餃子がパンパンになるので、食べた時の満足感が上がる。

 餃子って皮の部分が食べたいわけじゃなくて、中身が食べたいんだよね。スーパーの餃子だと、上の画像の通りこれの半分以下になる。

自作餃子の味に感動する一方で恐怖も感じた

 自分で作った大葉餃子を食べて、美味し過ぎて感動してしまった。

 感動する一方で、もし自分がスーパーの餃子を買うしかない状況に陥ったらと思い、恐怖した。

 「自分で飯が作れる状態」というのはラッキーの積み重ねの上に成り立っていると思う。

 現在の筆者の状況は、仕事は忙し過ぎないし、家事に忙殺されることもない。「料理をしよう」と思える体力的・精神的な余裕があるし、やるための技術もある。

 だから、自分で満足できるクオリティの飯を自分で作ることができている。

 しかし、もしこれらがない状態だったら、「スーパーの餃子がまずくてコスパも悪いから」と言う理由で、「じゃ自分で満足いく餃子を作るわ!」とはならなかったと思う。

 それどころか、「自炊ができる余裕がない状態」では「飯なんぞに構っている時間はない」とか、「飯はお金を出して食べるもの」などというマインドセットになってしまい、健康面や金銭面で高いコストを支払うことになる。

「忙しくて〜できない」が破滅への第一歩
「忙しくて〜できない人」が増えてくる30代  「30代になると体に急にガタがくる」なんていう説をよく聞く。  筆者は33歳(2023年7月28日時点)だが、体の衰えはないし、むしろ全てにおいて20代の頃より調子がいい。  思うに、おそらく上記のような説を唱える、「30代になってい...

 これを防ぐためには、上記の通りにまずは「忙しい状態にならないこと」に注意しなければならない。

 しかし、人は選択を間違えるだけでいつでも「忙しい状態」になってしまう。

 引き続き、気を引き締めていきたい。

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