『Pokemon LEGENDS アルセウス』感想メモ:5時間プレイ時点

プレイ状況

 かなり面白くて一気に5時間プレイしてしまった。。

 ざっくりやってみた印象は、世界の雰囲気は『ゼルダの伝説ブレスオブザワイルド』、戦闘は従来の『ポケモンシリーズ』(『金銀』までしかまともにやってないけども)な感じ。

ポケモンが人間を襲ってくるということに納得感がある

 『ポケモンシリーズ』をプレイしていて、兼ねてから「なんでポケモンは主人公のガキを襲わないのか?」という疑問があった。

 「かみなり」や「じしん」などの天災レベルの技を持つポケモンが、せいぜい中卒程度のガキにいいようにされるなんてことは納得できなかった。

 今作ではようやく、そんなポケモンたちの強さ、危なさを思い知らせてくれた。

 野生のポケモンに近づけば追いかけられて、攻撃される。攻撃を喰らうと気絶し、ゲームオーバーになる。

 さらに、そうやって「ポケモンが人間を襲う」ということで、このゲームの世界の人間はちゃんとポケモンを野生動物と同等に警戒している。

 「ポケモンとは恐ろしい生き物」。

 だからこそ、それと対峙し、さらに使役できる存在は、特別な存在としてその力を頼られる。結果、「ポケモントレーナー」のような職業が社会に受け入れられるという納得感がある。

 こうやって世界が丁寧作られているので、ゲームへの深い没入感を得ることができた。

他人のために行動するタイプの『ポケモンシリーズ』は新鮮

 これまでの『ポケモンシリーズ』は、「ポケモン博士から図鑑をコンプしてこいって言われたから旅に出る」みたいな流れが一般的だったが、本作の主人公は生きるためにポケモンと関わる。

 所属している組織からの直接の「指令」もあれば、住んでいる町や組織の同僚からの「おつかい」もある。

 自分の能力を使って他人のために働くことで、主人公は組織に居場所を作って生きていく。これは我々が生きている世界と同じである。

 自分の実生活と同じような境遇の主人公だからこそ、その行動にいちいち違和感を感じずに納得できるので、それがゲームへの没入をさらに促してくれる。

組織同士の関係性も面白い

 生き残りをかけて日々闘っているのは主人公だけではない。各組織も生き残りをかけて闘っている。

 組織同士の関係性はそこまで込み入ってはいないものの、「相手の組織に迷惑をかけると揉め事になる」、「自分の組織の縄張りは自分で管理しないと組織が主導権を失う」など、各組織はそれぞれ客観的に納得できる理由で行動している。

 「こまけぇことはいいんだよ!」みたいな子供騙しなストーリー展開ではないので、進めていて退屈しない。

「早業」「力業」の選択が戦闘を面白くさせる

 今作には技ごとに「早業」と「力業」と「通常の業」がある。効果は上記の画像の通り。

 これにより、ポケモンが持っている技は「4つの技」 x 「3つの業」になるので12個の技を持つことができる。

 これらを組み合わせて、「なるべく被弾しないように一撃KOを狙う戦略」、「ポケモンを捕まえるためにギリギリのHPを残す戦略」などいろんな戦略に対応できるようになる。

 戦闘がマンネリしがちだった『ポケモンシリーズ』の戦闘を、「毎回面白いもの」に変えてくれたいいシステムだと思った。

手持ちに入れておけば戦闘に参加しなくても経験値が入る嬉しい仕様

 今作では手持ちに入れているポケモンなら戦闘に参加しなくても経験値をもらうことができるようになっている。

 手持ちのポケモンが全員「がくしゅうそうち」を持っているような感じなので、育てたいレベルの低いポケモンもしばらく連れて歩けば、簡単に「実践レベル」まで持っていくことができる。

 これにより、いろんなポケモンを「試しに育ててみる」ということができるようになっている。これは本当に嬉しい。

 従来の「戦闘に参加したポケモンしか経験値がもらえない仕様」だったら、序盤に手に入れたポケモンを強くしてゲームクリアを狙うプレイになって、ただでさえマンネリする戦闘がさらに退屈なものになっていたと思う。

『Pokemon LEGENDS アルセウス』のその他の記事

 そういえば「ポケモンシリーズ」でポケモン図鑑をコンプしたことってなかったなぁ。やってみようかなぁ。

Pokemon LEGENDS アルセウス
「Pokemon LEGENDS アルセウス」の記事一覧です。

コメント