それって本当に選択肢を増やしたことになるのかなぁと思った話

盆休みに割増料金で指定席を買って旅行に行った友人の話

 盆休みに、そもそも高い料金で切符を買って、その上でさらに割り増しでお金を払って指定席を買って、旅行に行った友人と話をした時に違和感を感じた。

「お金は選択肢を増やしてくれる」としみじみ語っていた友人に違和感があった

 割増料金で指定席を買える財力があった友人は、「お金は選択肢を増やしてくる」としみじみ語っていた。

 しかし、これに違和感を感じた。

 本当にお金が選択肢を増やしたのか?と。

 そのお金を稼ぐために消えてしまった選択肢の方が多いんじゃないかなぁと。

盆休みにしか旅行に行けない時点で選択肢は少ない

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 盆休みなど、多くの日本人が共通して休む期間は、あらゆるモノの値段が上がる。

 みんな休みに浮かれて、ここぞとばかりにお金を使うからだ。

 売る側はこのことを知っているので、モノの値段を上げてくる。

 こういう、需要が集中してモノの値段が高くなる時にしか旅行に行けない時点で、友人の選択肢は少ないのだと思っている。

 「高値掴み」をしないといけない状況でしか買えないんだから、損をするに決まっている。

 投資では多くの人が「高値掴み」は避けるように振る舞うのに、ことレジャーに関しては、明らかに高値でも積極的に買い向かうから不思議。

最大効率で移動しないと間に合わないゆとりのない旅行

 さらに、休みが限られているので移動に時間がかけられない状況も、選択肢の少なさを物語っている。

 なぜ飛行機で行かなければならないのか、なぜ特急で行かなければならないのか。

 移動する手段はたくさんあるが、移動に時間を掛けられないなら選べる手段は限られてくる。

友人は「お金を稼ぐために減らしまくった選択肢の中から、お金を払ってマシなものを選んだにすぎない」と思った

 結局のところ、「お金を稼ぐこと」でたくさんの選択肢を失っている友人は、少なくなってしまっている選択肢の中からお金を払って多少マシなものを選んだにすぎないんだと思った。

 友人はそのことを喜んでいたが、筆者は全然喜べないと思った。むしろ、ゾッとする。

 選択肢は、生きている間の身の振り方で増減する。

 いざ、何かを選ぶ時に選択肢が発生するんじゃない。その前から選択肢はあって、我々はそれを減らしたり増やしたりしながら生きている。

 友人の旅行の話から、そんな気の引き締まる事実を認識できた。

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