『The Walking Dead Season 1』感想メモ〜エピソード1クリアまで〜

プレイ状況

 完全に初見プレイでドラマも見ていないので、「ウォーキングデッド」素人である。

表示形式は「標準」でプレイ

 このゲームを進めるためには、画面に表示されている要素をひたすら調べていくことが必要になる。

 「表示形式の選択」では、その「調べるべきポイント」にアイコンを出してくれる「標準」か、ほとんどアイコンを出してくれない「最小限」を選ぶことができる。

 ゲーム中では、戦闘シーンをはじめ、短い制限時間の中で「調べるべきポイント」にアクセスする必要があるため、「最小限」にするとゲームの難易度は上がる。

 筆者はこういう類の難易度を求めていないので、「標準」でプレイする。

プレイヤーがやりたい選択肢があるとは限らないことが多い

 「どの選択肢もなんか違う」と思ってしまうようなシーンが多いし、「その選択肢ってどういう意味?」と考えてしまうシーンもよくある。

 なので、プレイヤーとして「自分で積極的に行動を選んでいる感」に乏しい。

 「うーん、強いて言えばこれかなぁ?」くらいの感覚で行動を選択している。

ゲームの作りは結構雑

バグっぽい挙動がいくつかある

 「話しかけたときにキャラが意味もなく起立し、会話が終わったら座る」というゲームではよく見るバグがあった。

 しかも、このシーンではカメラワークのせいで、太ったおっさんの股間がアップになる。

 これはゲームの進行に問題が起きるバグではない。

 しかし、このゲームは作品の雰囲気に浸ってキャラの行動に一喜一憂するのが楽しいゲームなのに、これでは雰囲気が壊れる。

 以降のエピソードではこういうしょうもないバグは出ないでもらいたいと願う。

画面に説得力がないシーンが目立つ

 レンガを拾って投げるシーンにおいて、画面ではどう見ても手を伸ばせば届く距離にあるレンガを、「手が届かないな」と嘆いて終わるシーンがある。

 あまりにも画面に説得力がなさすぎて、「ウソつけや、どう見ても届くだろ」と突っ込んでしまう。

 こういう雑な作りは雰囲気を壊してしまう。

主人公しか知らない情報の開示をプレイヤーに求めてくる謎展開がある

 ゲームは主人公の「リー」がパトカーで連行されるシーンから始まる。

 なんで連行されているかの説明はないので、プレイヤーは「なんでリーが捕まっているのか」がわからない。

 しかし、ゲームが進行するにつれて、出会うキャラクターたちに「リー」は「何があった?」などと聞かれる。

 プレイヤーからすると、「いや、知らんけど?」と思ってしまうが、主人公の「リー」は何か隠しているような険しい表情をしている。

 なんでプレイヤーが知らず、主人公だけが知っている情報を、プレイヤーが隠したり、白状したりしなければならないのか?

 そもそも何が本当で何が嘘かもわからないんだから、まともな選択なんてできるはずもない。

 なので、プレイヤーが嘘をつくつもりがなくても、結果としてそれが嘘だったことになってしまうという意味がわからない展開が起きる。

 上記は、筆者のエピソード1の選択の結果である。

 「ハーシェル」に嘘をついた覚えなんかないのに、嘘をついたことになっている。

 「そもそも何が本当かプレイヤーはわからないんだから聞くんじゃねぇよ。ボケが!」とイラついた。

フェアじゃない選択をしなきゃいけないストレス

 上記の「プレイヤーがやりたい選択肢があるとは限らないことが多い」で書いたことの延長だが、「ケニーを支持したか?」の結果も不満である。

 ゾンビを銃殺した時の返り血でべちゃべちゃになっているガキをシェルターに連れ帰った際に、このガキが本当に噛まれているか、ということを確認する前に、プレイヤーは「そのガキを始末するかどうか」の選択を迫られる。

 いやいや、その選択をする前に「ガキは本当に噛まれていたのか確認する」のが先でしょ?と思うが、そんなことは許されない。

 この選択の結果、どうしても一方には恨まれることになる。

 主人公とプレイヤーがシンクロしないとゲームへの没入感は生まれないのだが、こういう雑な選択肢のせいで「自分なら主人公よりもっと上手くやるのになぁ〜」という感想を持ってしまう。これではゲームに没入できない。

 まぁこのゲームは米国産だから、日本人の感覚とはやや違うところもあるのかもしれない。

 しかしだとすれば、アメリカ人の感覚が雑すぎて怖いと思ってしまう。。

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